- ジャンル:
- Sid Meier's Game
- シリーズ:
- Sid Meier's Pirates!情報, Pirates!公式サイトから
- 種類:
- データ/資料
- 最終更新:
- 2005年11月22日 13時44分
- シリアル:
- 2004-08-12-02
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GameSpotに、Sid Meier's Pirates!の開発者日記 第3回が掲載。今回はFiraxisのサウンドエンジニア、Mark "Cromerzone" Cromerによるゲームサウンドの話。
GameSpotでは、あたらしいスクリーンショットが3枚追加され、ダウンロードセクションからサウンドのサンプルがダウンロードできるようになっています。ダウンロードには無料のユーザー登録が必要。
抜粋
ゲームは5.1サウンドシステムに対応。海戦では砲弾が風を切って飛び、敵首領と決闘する周囲をクルーの剣戟の響きが包む。街に忍び込んだときには酒場で宴会する声が漏れ聞こえ、カリブ海の航海中には雷鳴が轟く。
音楽は冒険映画を思わせるドラマティックなもので、状況にあわせて相互作用的に変化する。たとえば決闘中にこちらが有利になると音楽が明るくなり、こちらが押し戻されると音楽も暗く不吉になる。音楽はFiraxisのMichael Curran, Roger Briggsと日記の書き手であるMark Cromerの手によるもの。3Dアクション画面の流れが、プレイヤーの動きにあわせて変化するインタラクティブムービーのごとく感じられるように作曲してある。
16世紀半ばのカリブ海の雰囲気を再現した海賊的な音楽を作曲したかったので、リサーチの一環としてメリーランド・ルネッサンス・フェスティバルの「海賊たちの週末」という催し物に出席した。水夫のはやし歌 (sea chantey) を演奏していた音楽家のひとりに聞いたところ、はやし歌はもともと労働歌 (work song) で、長く退屈なものだったそうだ。より魅力的にするため、バンドではこれを酒宴の歌 (drinking song) にアレンジして色付けしていた。また催し物では弓形のプサルテリウム (psaltery) をはじめとするさまざまな時代の楽器も販売されていた。プサルテリウムはチターに似た教会楽器で、共鳴板のうえにねじで張り渡された弦をつまびいて演奏する。ルネサンス期に共鳴板が共鳴室に変化し、弓で弾くようになった。
これらの影響を生かすために、港の音楽は、民族調をおびた楽器をつかって、まるで「地元でつくられた」ようなスタイルで演奏した。プサルテリウムのほかにも、個人的な持ち物である金属弦やナイロン弦のギター、12弦のギターを、わざと調律せずにカポでピッチをあげて使い、民族風の味わいを強調してある。プサルテリウムは弓を使わずに指で弾き、父の持ち物であるバリトン・ウクレレも使用した。
港の音楽はエスニック風であるだけでなく、インタラクティブでもある。どこか港のそばによると、音楽が港の成長度と国籍を反映した調子で演奏される。裕福な英国の港では力強い音楽が流れるが、英国の港でも、貧しいところではおなじ音楽がゆっくりした陰鬱な調子に変わる。港に入って町中を移動すると、音楽は一瞬もとぎれないまま演奏する楽器だけが変わる。総督の邸宅 (governor's mansion) ではハープシコードが聴こえ、酒場でははやし歌の楽団 (sea chantey band) が演奏し、船大工ではペニー・ホイッスル(penny whistle -- tin whistleとも。ブリキまたはプラスチック製のちいさな6穴横笛)のような楽器がソロを奏でる。ペニーホイッスルはプロデューサーのBarry Caudillが演奏したものをKurzweil K2600でサンプリングした。
プレイヤーの気を削がずにPirates!に登場する人物の感情を表現するため、Firaxis語 (Firaxlish) という独自の言語をつくりだした。声はキャラクターによってさまざまで、驚くほど忍耐強いFiraxisのスタッフやその家族の声を永遠のものとするための崇高なよすがとなっている(提督の娘の声はMark Cromerの妻のもの)。Firaxis語のなかには本物の英単語のように聴こえる部分もあるかもしれないが、それはあくまでも偶然とのこと。
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