Civ4: ユニットの維持費分析

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ジャンル:
Sid Meier's Game
シリーズ:
Civilization IV/Civ4情報, Civ4戦略情報
種類:
データ/資料
最終更新:
2005年11月24日 17時00分
シリアル:
2005-11-21-04
ブックマーク:

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CivFanaticsのフォーラムにCiv4戦略記事フォーラムが設立され、さまざまな戦略・解説記事が投稿されています。かなり役立ちそうな情報がそろっているのですが、まずはRoland Johansen氏によるユニットの維持費の分析から翻訳してみます。

維持費の読みかた

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ユニットの維持費は保守費用のコスト (upkeep cost) と補給費用 (supply) の2つの要素から成り立っている。これらのコスト両方は、[F2]でアクセスできる財政担当相画面から確認できる。項目にマウスを乗せると追加で情報が表示されるものだ。

保守費用

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"Unit Cost"の項目にマウスを乗せると、次のような情報がポップアップする:

10: Unit cost for 10 units (free support for 14)
15: Military unit cost for 15 units (free support for 3)
-13: handicap cost

1行目は、帝国のユニットの総数が24体であることをあらわしている。14体は無料でサポートされるので、維持費を支払うのは10体分だけでよい。

2行目は、帝国の軍事ユニット(入植者・労働者・宣教師以外のユニット)の総数が18体であることをあらわしている。3体は無料でサポートされるので、維持費を支払うのは15体分だけでよい。通常、軍事ユニットのコストは 0 であり、平和主義 (pacifism) の公民を採用した場合にのみプラスの数字になる。

3行目は難易度による値引きである。この数字は難易度によって異なり、天帝 (deity) レベルでは 0 になる。

補給費用

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"Unit Supply"の項目にマウスを乗せると、次のような情報がポップアップする。

3: away supply for 7 units (free support for 4)

この表示は、帝国の文化国境の外側に11体のユニットが存在することを意味する。4体は無料でサポートされるので、維持費を支払うのは7体分だけでよい。ユニット7体の補給費用は、

7 / 2 = 3 (端数切り捨て)

で 3 となる。入植者・労働者・宣教師のような非軍事ユニットであっても、補給費用が必要であることに注意すること。

無料ユニット数とハンディキャップの計算方法

一部のプレイヤーは、ゲームをプレイしているうちに無料でサポートされるユニット数が増加してゆくことに気が付いているだろう。だが、増加するのは無料で維持できるユニット数だけで、無料で補給できるユニットの数はどんな場合でもつねに 4 である。

無料ユニット数

無料で維持できるユニットの数は、人口の総数(都市のサイズの総計)とゲームの難易度に比例する。ここで、人口の総計を N, 難易度ボーナスを Dとすると、無料で維持できるユニットの数は:

[0.24 * N] + D

であらわされる。

:[ ... ] 内の数字は、すべて端数が切り捨てられる。

Dは難易度により、

難易度D
天帝 (Deity)5
現人神 (Immortal)6
皇帝 (Emperor)7
君主 (Monarch)8
王子 (Prince)10
貴族 (Norble)12
将軍 (Warlord)16
酋長 (Chieftain)22
入植者 (Settler)28

のように定まる。

公民による追加

封臣/封土制 (Vassalage) の公民で追加される無料維持可能なユニット数も、帝国の人口に比例する。

[0.1 * N] + 5

無料軍事ユニット数

無料で維持可能な軍事ユニット数も、帝国の人口に比例する。

[0.12 * N] + 2

ハンディキャップ

ハンディキャップは、総ユニットコスト(ユニットの維持費 + 軍事ユニットの維持費)に対する、難易度依存のパーセンテージで決まる。

難易度パーセンテージ
天帝 (Deity)0
現人神 (Immortal)10
皇帝 (Emperor)20
君主 (Monarch)30
王子 (Prince)40
貴族 (Norble)50
将軍 (Warlord)60
酋長 (Chieftain)70
入植者 (Settler)80

ハンディキャップのコストは端数が切り上げられる。

実例

たとえば、ユニットの維持費が次のようになっていたとする。

10: Unit cost for 10 units (free support for 14)
15: Military unit cost for 15 units (free support for 3)
-13: handicap cost

このゲームでは、帝国は人口5, 3, 2の都市から構成されていた。つまり総人口は10である。難易度は貴族なので、難易度によるボーナスは12となる。また、封土制の公民は使用していない。

ここで、無料で維持可能なユニット数をあらわす式は、[0.24 * N] + D だったので、0.24 * 10 + 12 = 14 (端数切り捨て)となり、無料で維持可能なユニット数は 14 体となる。

このゲームでは平和主義の公民を採用したので、軍事ユニットの維持費を支払う必要があった。無料で維持できる軍事ユニット数は、 0.12 * 10 + 2 = 3(端数切り捨て)で 3 体となる。

また、難易度が貴族であることから、ハンディキャップは 25 * 50% = 13(端数切り上げ)で 13 体となる。

戦略的結論

  • ユニットの維持費は早期の拡張を制限する。

    無料維持費により、ユニットの維持費の大部分が削減される。そこで、無料維持費は最大にまで高めるのが望ましい。だが、そのためには、大量のユニットを生産する前に人口をたくさん増やさなければならない。(封土制の公民の維持費は高額なので、無料ユニット数を増やすための解としては最適ではない) 大人口に必要な早期の拡張には大量のユニットが必要だが、それを支援するために大量の人口が必要なことになるので、これでは本末転倒だ。かといって、維持費を下げるために防御をおろそかにしていたら、都市が蛮族に襲われたり、入植者が野性動物に食べられる恐れがある。

  • 大量ユニットによる初期の探検・攻撃は非常に高くつく。

    無料で補給可能なユニット数はつねに4体である。つまり、(労働者・入植者・宣教師を含めて)6体以上のユニットが国境の外に出ている場合、プレイヤーはそれらの補給費用を支払う必要がある。ゲーム初期は金銭が入手しにくいので、これらの費用によって首が回らなくなることもあり得る。

  • 大都市群を持つ帝国は、維持費を気にせずに相当量の軍隊を組織できる。

    おおざっぱに計算すると、文明は人口4単位につきユニット1体を無料で維持できることになる(正確ではないが、近似としては十分だ)。つまり、帝国の都市人口の平均が8であれば、都市ごとにユニット2体を無料で維持できる。都市人口の平均が16であれば都市ごとに4体だ。このような都市群を構成するためには、すべてのタイルに農園を建設する必要はない。むしろ、小規模な都市を隣り合わせて大量に建設するよりも、少数の大人口都市を組織したほうが賢いことを示唆していると言うべきだろう。大都市は守りやすく、攻撃ユニットの生産もやりやすい。(また、小都市群による都市維持費の上昇も問題である)



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