Civ4戦略情報:中間レベルの戦術と作戦

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ジャンル:
Sid Meier's Game
シリーズ:
Civilization IV/Civ4情報, Civ4戦略情報
種類:
データ/資料
最終更新:
2006年09月11日 14時54分
シリアル:
2006-09-11-05
ブックマーク:

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CivFanaticsのCivilization IV: War Academyから、Sisiutil氏が執筆したCiv IV Intermediate Tactics and Gambitsという記事を翻訳してみます。おもに皇子 (Prince) レベルの前後、中間の難易度でうまく機能するテクニックを紹介した記事です。さらに上級の難易度でプレイしている人にとっても、参考になる内容が含まれているかもしれません。

1. アポロ神殿/鋳金/ピラミッド作戦

この作戦の理念は、まず偉大な技術者を可能な限り素早く誕生させ、彼を使ってピラミッドを1ターンで完成させるところにある。石ひとつ運ぶことなく、紀元前1000年にピラミッドを保有するのだ!

基本として、最初の2つの都市を近接した状態で設置しなければならない。首都ではアポロ神殿 (the Oracle) を建設し、これを使って鋳金 (Metal Casting) を獲得する。そののち、2番目の都市で溶鉱炉 (Forge) を建設し、技術者の専門家をひとり配置する。この技術者から得られる偉人ポイントを使って、首都から偉大な預言者が誕生する前に偉大な技術者を誕生させるのがキモだ。

第2都市の偉人ポイントが首都を追い越す必要があるので、この作戦でいちばん重大な部分は、アポロ神殿の建設から6ターン以内に、第2都市に溶鉱炉を設置するところにある。だが、これは至難の業というほどではない。都市で兵舎かオベリスクを建設し、あと1ターンで完了するところで建設を中断しておいて、溶鉱炉の建設直前に人口を消費して緊急生産をおこなえばよい。「あふれ」分のハンマーがまるまる溶鉱炉に回される。(同様にして、首都ではアポロ神殿の建設にあふれ分を割り当てる)

訳注:Warlordsでは、オベリスクはエジプト文明の固有施設となり、従来のオベリスクは記念碑 (monument) という名称に改められました。

溶鉱炉の建設までに、第2都市の人口を最低でも3まで成長させ、森林3タイルの伐採をはじめておくこと。溶鉱炉を完成させるための人口急造に備えておくためだが、次のターンに人口が成長するのでないかぎり、人口を1まで落としてはいけない。技術者の専門家を設置するには、最低でも人口2が必要となる。

この作戦には哲学志向の持つ +100% 偉人ポイントボーナスがまさに必須だが、非哲学志向の指導者でもなんとか実現できるかもしれない。ただし、偉大な技術者が誕生するまでの時間が長くなるので、AIが先にピラミッドを完成させる確率が大幅に上昇する。

この作戦には、フリードリヒ大王とサラディンのふたりが最適だと思われる。フリードリヒは初期技術として採鉱を保有しており、創造志向があるので、オベリスクやストーンヘンジを保有しなくても国境が拡大する。サラディンはこの作戦に必要な技術ふたつを初期技術としているので、ほかの文明をリードできる。

(このように早期にピラミッドを入手したことにより、専門家を使って経済を回せるようになる。というのは、政治体制の社会制度すべてにアクセスできるようになるからだ。専門家を使った経済は、哲学志向の利点をさらに後押しする。専門家の数が多いほど偉人ポイントも増え、より多くの偉人が誕生する仕組みだ)

技術経路

  1. 農業
  2. 畜産
  3. 車輪
  4. 神秘主義
  5. 採鉱
  6. 青銅器
  7. 瞑想
  8. 聖職
  9. 陶器
  10. 石工術
  11. 鋳金(アポロ神殿より)

第2都市の「3つのF」ルール

  • 都市の労働可能領域に食糧 (Food) 3 を産出するタイルがあること(指導者が創造志向でない場合、初期の9タイル以内にこのタイルがなければならない)
  • 都市の労働可能領域に森林 (Forest) タイルが3つ無ければならない(首都と第2都市の中間に森林があるのが理想的だが、伐採した場合、ハンマーが第2都市に流れるスクエアを選ぶように注意すること)
  • 首都から (from capital) 最大でも3タイル以内に設置すること(これは維持費を最低にして研究への影響を最低限に留めるためと、労働者の効率を最大限にするためである)

労働者の仕事

  • 各都市が食糧3を産出するタイルを最低でも1タイル持てるように、農場または牧草地
  • 森林スクエアに道路を設置(できるならふたつの都市を繋げるような場所に)
  • 各都市で森林3スクエアを準備伐採しておく。とくに第2都市
  • 資源または丘陵を採鉱して、都市のハンマー産出量を高める

都市の建設キュー

都市1(首都)
  1. 労働者
  2. 入植者
  3. 兵舎またはオベリスクを、あと1ターンで完成するところまで
  4. 軍事ユニット(群)
  5. 聖職でアポロ神殿が解禁され次第建設開始。兵舎またはオベリスクを緊急生産して、ハンマーのあふれ分をアポロ神殿を回す
  6. 伐採/人口急造でアポロ神殿
都市2
  1. 労働者
  2. 兵舎またはオベリスクを、あと1ターンで完成するところまで
  3. 軍事ユニット(群)
  4. 鋳金で溶鉱炉が解禁され次第建設開始。兵舎またはオベリスクを緊急生産して、ハンマーのあふれ分を溶鉱炉を回す
  5. 伐採/人口急造で鋳金(6ターン以内!)
  6. 偉大な技術者が発生したらピラミッド

Warlords用の変形

Warlordsにより、この作戦はより容易になった。石工術で解禁される万里の長城が偉大な技術者ポイントを産出するので、万里の長城を建設して偉大な技術者を誕生させ、ピラミッドを急造するだけで良くなったからだ。注意点はただひとつ、ストーンヘンジの建設も同時に進める場合だけだ。ストーンヘンジを建設する場合は万里の長城を先に完成させること。そして、ストーンヘンジと万里の長城は別の都市で建設すること。そうすれば、偉大な技術者のかわりに偉大な預言者が発生することはない。

2. 川岸製鉄所

ゲーム中盤の後半にかけて、水車と工房の地形改善の生産力は劇的に改善される。水車は共通規格で +1 ハンマー、電気で +2 商業。工房はギルドで +1 ハンマー、化学でさらに +1 ハンマーされる。さらに、国有化の社会制度(共産主義で解禁)を採用すると、水車と工房の食糧生産力に +1 ボーナスがある。

国有化の社会制度を採用し、共通規格・電気・ギルド・化学を保有している場合、タイルの出力は次のようになる:

  • 川岸の平原 + 水車:2食糧・3ハンマー・3商業
  • 川岸の草原 + 水車:3食糧・2ハンマー・3商業
  • 平原 + 工房:1食糧・4ハンマー(川岸の場合、1商業)
  • 草原 + 工房:2食糧・3ハンマー(川岸の場合、1商業)

また、金融志向の文明であれば、水車からさらに +1 商業を入手できる。

つまり、草原または平原に設置された工房は、同じベース地形の丘陵に鉱山を設置した場合と同じ出力を持つだけでなく、国有化を採用すれば食糧生産で +1 上回る。この追加食糧により、都市の人口を最大限まで高めることができ、すべてのタイルで市民を労働させられるようになるのみならず、技術者の専門家を多数配置することにより追加のハンマーを入手でき、さらには偉大な技術者まで得られる可能性が生まれることになる。

時を同じくして鋼鉄が開発されれば、国家遺産である製鉄所が解禁される。鉄工所(と溶鉱炉と工場)を設置するゲーム後半の生産都市は、丘陵で囲まれた都市ではなく、河川を大量に含み、周囲のタイル大部分が草原である都市であるべきなのだ。この作戦の理念は、水車と工房により、食糧とハンマー出力を両方高めるところにある。

優先順位の一番目は都市の人口を増やすことにあるので、農場と食糧資源はしばらくのあいだそのままにしておく。まずは河川沿いのスクエアに、水車をできるだけたくさん設置。小屋の置き換えを躊躇しないこと。水車を設置できない平地スクエアには工房を設置する。地形改善を置き換えたほうが技術者を配置するよりも高いハンマー出力を見込める場合は、農場や牧草地であっても水車または工房に置き換えてかまわない。

この都市の生産力を最大にするためには、都市範囲内のすべてのタイルで市民を労働させなければならない。このため、都市範囲が重なっている場合、周囲の都市からタイルを「奪う」必要が出てくるかもしれない。

水車の数を最大にするためのTips: まず、河川に接する辺がいちばん少ないタイルから水車を設置せよ。3つの辺が河川に接するスクエアに水車を設置した場合、対岸のスクエアに水車を設置した場合とおなじ場所に水車が設置されてしまうので、対岸に水車を設置できなくなる。

川岸の都市をこのように使用する場合のあきらかな利点のひとつは、この都市を三峽ダムの建設に使用できることである。三峽ダムは河川に隣接する都市でしか建設できない。くわえて、大量の草原スクエアを擁する川岸都市は、通常、赤道の近くにある(ゲーム初期時点、これらの草原はおそらくジャングルであったに違いない)。つまり、宇宙勝利を目指す場合に重要となる軌道エレベーターの必要条件、赤道から緯度30度以内を満たしている。川岸都市に溶鉱炉を設置する場合は、これらの要素を念頭に置くべきだろう。

3. 交易の撤回

私は、いまではこのテクニックはズル技だと考えており、使うのをやめている。しかし、テクニックの網羅のためと、「Civの倫理」に関する認識は人によっておおきく異なることから、記述を残しておくことにした。

標的:すくなくともターンごとに1ゴールドの交易が可能なAI文明。こちらはAIを上回る額のターンごとの金銭取引が可能で、標的が持っていない資源を最低1種類保有していなければならない。長期間(あるいは、永遠に)戦争をするつもりのない文明であれば理想的である。

外交画面で、AI指導者のターンごとの金銭取引額(以下gpt, gold per turnの略)をチェックし、各指導者に2gptをプレゼントする。ふたたび外交画面をチェックし、AI指導者のgptが2上昇していた場合は、さらに2gptを贈呈する。これを、gptがまったく増加しないか、1しか増加しないところまで継続することにより、各指導者が資源ひとつあたりに差し出すgptの上限を知ることができる。

次に、AI指導者にこちらの手持ちの資源ひとつを提供する見返りとして、ターンごとの金銭を要求する。この中には、こちらが提供したすべて(または、ほとんどすべて)のgptが含まれている。まだ提供可能な資源がある場合は、このプロセスを繰り返す。

10ターンの最低締結期限が切れたら、すぐさま外交画面に入って、こちらが提供する2gptの取引をすべて破棄する。こちらの資源と相手のgptの取引はキャンセルしてはならない。これにより、プレイヤーは金銭収入を取り戻せるだけでなく、AIの国庫から直接金銭を搾り取れることになり、AIの経済に──場合によっては重大な──打撃を喰らわせることができる。おそらく、AIは損失分を埋め合わせるために、科学研究の税率を引き下げなければならなくなるだろう。それでいながら、プレイヤーが外交上のデメリットを被ることはない。その文明との取引すべてを破棄したわけではないからだ。

注記:gptが0の文明にこのテクニックを試してはいけない。彼らはおそらく財政赤字に苦しんでおり、上限を見いだすまでにいくら必要になるか見当もつかないからだ。

もしプレイヤーが複数の資源を保有しており、相手文明がまだしばらくのあいだ生き残りそうなら、鯨や毛皮のような時代遅れになる資源よりも、ほかの資源を優先して取引対象にすること。資源が時代遅れになると、取引はキャンセルされてしまう。

4. 専門家を使った文化勝利

文化勝利と言えば、ゲーム後半の文化技術(無線通信・マスメディア・電気)まで研究を進めたところで研究を「断絶」し、文化税率を上昇させるやりかたが流行しているようだ。

しかし、このやりかたでは、3つの都市のために、ほかのすべての都市から産出される科学と商業が無駄にされてしまう。ほかの文明が技術でこちらを追い越して、優勢な軍事力を生かして攻撃をかけてくるか、さもなければ宇宙勝利してしまうかもしれない。

解決策は……文化税率に手をかけないことだ。そのかわり、芸術家の専門家をこの3つの都市にのみ配置して、必要な文化を産出させる。

この戦略に必要な要素は以下の通り:

  • 芸術家を無制限に設置するためのカースト制
  • より多くの専門家を維持するため、三大文化都市の周囲の地形を、食糧生産が最大限になるように改善する

以下の要素も助けになるだろう:

  • 無料専門家を提供する重商主義
  • これも無料専門家を提供する自由の女神像
  • 専門家1人あたりの文化産出量を +2 するシスティナ礼拝堂
  • 農場の食糧出力を +1 する生物学

この作戦の利点のひとつは、文化勝利への注力をゲームのきわめて後半になるまで先伸ばしにできるところだ。ゲーム全般で平和的にふるまい、侵攻を受ける危険に脅えるかわりに、ゲームの後半になるまで戦争屋を貫いて、軍事力と安全を背景にしながら文化勝利を目指すことができる。ゲーム序盤に押さえるべき目標は、偉大な芸術家を入手するために音楽に一番乗りするのと、システィナ礼拝堂を建設(またはほかの文明から奪取)することだけだ。

注意点:プレイヤーは、ほかの文明が奴隷解放に移行したあとも、カースト制を採用しつづけることになる。結果として、プレイヤーの都市では幸福にペナルティが発生し、しかも時間の経過とともに悪化してゆく。この問題に対抗するためには、まずなによりも平和理にふるまって、厭戦を悪化させないようにつとめること。また、民主主義を取引材料としてほかの文明に渡さないこと。マスメディアも取引してはいけない(ほかの文明に国連を建設され、奴隷解放の社会制度を強要されたくなければ)。ほかの文明が奴隷解放を採用したら、買収してカースト制に鞍替えさせられないかどうか試してみよ。最悪の場合は文化税率を上昇させるしかない。

5. 偉大な預言者による官吏ジャンプ

貴族以下の難易度では、官吏ジャンプ (Civil Service slingshot, CS slingshot) を達成するのは比較的容易である。聖職と法律を開発してアポロ神殿を建設し、無料技術として官吏を選ぶだけでよい。

皇子レベル以降では、同じやりかたを達成するのは──不可能ではないにせよ──難しくなる。法律を入手できるまでアポロ神殿の完成を先伸ばしにしていると、たいていAIが先にアポロ神殿を建設してしまうからだ。この代替にしてより信頼性の高い手段が、偉大な預言者を使って官吏を入手するやりかたである。

この作戦を取るには、(もし必要なら神秘主義を研究して、)ストーンヘンジを建設する必要がある。そののちに聖職を開発して、ストーンヘンジを建設したのと同じ都市でアポロ神殿を建設する。このふたつの文化遺産は、どちらも偉大な預言者ポイントを産出する。また、瞑想・多神教・陶器・筆記を開発しなければならないが、石工術は入手してはいけない。アポロ神殿の無料技術としては、法律か鋳金を選択する。(アポロ神殿が建設できない場合でも、法律を自力で開発すればよい)

ストーンヘンジとアポロ神殿から誕生する偉大な預言者が誕生するまでに瞑想・多神教・法律を保有しておき、石工術を保有しないでおけば、偉大な預言者は官吏を提供してくれるだろう。(石工術を保有している場合、偉大な預言者は一神教や封建制を提供してしまう)

6. 複数ターンの技術取引

多くのプレイヤーは、ほかの文明にさきがけて技術を開発した際、ひとつのターン内にすべての文明に技術をばらまく傾向にある。しかし、1ターンに取引する文明を1つに絞ったほうが有利な場合もある。理由は、文明がある技術の前提条件となる技術を入手した場合、次のターンにならないかぎり、その技術を前提とする上位技術を取引できない点にある。

新技術を別の文明に売り付ける前に1ターン待機すれば、より多くの技術にアクセスできるかもしれない。たとえば、新技術を取引してギルドを入手した場合、同じ技術を別の文明に売りつけるのを次のターンまで延ばせば、ギルドを前提条件とするより高位の技術、銀行を入手できるかもしれない。

この方法のリスクは、最初に技術を売りつけた文明が、こちらが待っているあいだにほかの文明に技術を売りさばくのではないかという点にある。しかし、この危険はおおかたの場合冒すに値するものだ。どうやらAIは、技術を売りさばくよりも独占するほうを好むようにプログラムされているらしい。

7. 都市範囲の重複

都市の労働可能圏(訳注:海外ファンコミュニティでは太十字、fat crossと呼ばれる)を重複させるのが、つねに悪いことであるとは限らない。ひとつ以上の都市範囲に含めるのが最良となるタイルの例として、宝石・金・銀のような商業資源を持つスクエアがある。これらのタイルは高い商業を産出するものの、食糧やハンマー生産力が比較的低いからだ。

特にゲーム序盤では、あるひとつの高商業タイルが、技術研究の速度に大きな影響をあたえる。そこで、高商業タイルでつねに市民を労働させるのが望ましいのだが、これらのタイルは食糧とハンマー生産力が弱いために、入植者や労働者の生産時には足手まといになってしまう。

そこで、高商業タイルをふたつの都市で共有するという考えが出てくる。ひとつの都市で労働者または入植者を生産しているあいだ、もう一方の都市が高商業タイルでの労働を受け持つようにしておけば、財政や研究への影響を抑えることができるからだ。

率直に言うと、生産物その他の需要にあわせて複数都市でタイルをやり取りするという考えは、ほかのどのようなタイルにも拡張できる。たとえば、まだ成長の余地のある都市が、幸福や衛生の上限まで到達した隣りの都市にかわって、高食糧タイルを受け入れる、などのように。

都市範囲の重複にはほかの利点もある。たとえば、労働者や入植者は、野性動物に襲われる危険を冒すことなしに、都市間を移動できる。



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