- ジャンル:
- Sid Meier's Game
- シリーズ:
- Civilization IV/Civ4情報, Civ4戦略情報
- 種類:
- データ/資料
- 最終更新:
- 2006年03月20日 19時46分
- シリアル:
- 2006-03-20-09
- ブックマーク:
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CivFanaticsのCiv4戦略記事フォーラムに、maltz氏がLet's Make a World Warというタイトルの記事を投稿しています。外交と宗教をうまく使って世界中に争いの種をまき、漁夫の利を得るための方針を指南した記事です。
要訳
ダークサイドへようこそ!
世界大戦を起こすために必要なのは、子供じみた破壊とヒステリックな高笑いではない。だからこそ、映画の悪役はいつも最後に失敗するのだ。
世界大戦はある目的を持って起こされる。この目的とは、隣人が互いに殺しあっているあいだに彼らを越える力を貯えることであり、そうしなければ不可能な勝利を手に入れることである。世界大戦は機転のきく冷静な頭脳によって計画され、着実にして不実な指によって実行される。高笑いはそれからだ。
実際問題としては、世界大戦は多数の国を買収して、こちらの勝利を脅かすほかの多数の国を攻撃させることを意味する。必要なのは、(A) 技術的優位、 (B) 攻撃者、 (C) 犠牲者 の3つの要素だ。
(A) 技術的優位
しなをつくってウィンクしたくらいでは、世界大戦の種火にならない。もし、あなたの技術レベルがほかの全員よりも低いのなら、この記事はなんの役にも立たない。ゲーム初期から斧兵や騎馬弓兵、入植者を使って、より積極的なプレイを心掛けるべきだろう。
AIは技術を非常に高価に見積もるので、こちらが1〜3種の技術を無料で提供する限り、ほかの文明に宣戦を厭わない文明がたくさん存在する。すべての文明を技術で上回る必要は無い。というのは、こちらが技術を供与するのは、順位表でトップの文明ではなく、技術的に劣った文明だからだ。技術で上位にある文明はどうするかというと──彼らはうってつけの犠牲者となる。
実際に技術でリードを取っていない場合であっても、AIが保有していない技術を持っていれば、擬似的な技術優位を作り出せる。AIが好んで研究しない技術をこちらが先に研究すれば良い。たいていの場合、AIは以下のような順序で技術を研究する。
筆記 (Writing)→数学 (Mathematics)→暦 (Calender)/ 建設 (Construction)/ 法律 (Code of Laws)→哲学
君主政治 (Monarchy)→封建制 (Feudalism)→同業組合 (Guilds)→火薬 (Gunpowder)→化学 (Chemistry)→施条 (Rifling)
これこそアルファベットがきわめて有用な理由である。AIは研究を避けるのに、アルファベットこそ技術の交換が可能にする技術だからだ。
次の贈賄用技術は演劇 (Drama) + 音楽 (Music) だ。その次に、鎚鉾兵 (Maceman) を解禁する機械 (Machienery) + 公務員 (Civil Service) や、製紙 (Paper) + 教育 (Education), 憲法 (Constitution) などが来る。これらAIが好まない技術を先に研究するのは、こちらが取り逃した技術を取引で交換して入手できるという意味でも都合がよい。買収に使わない場合でも利益になるからだ。
(B) 攻撃者
上で述べたように、潜在的な攻撃者とは、プレイヤーより技術で遅れをとった文明のことである。ただし、例外もある。攻撃者がプレイヤーにきわめて友好的で、対象国にきわめて敵対的である場合は、こちらが工作しなくても攻撃を仕掛けてくれるかもしれないからだ。
「第三国への宣戦」の項目が赤字になって選択できない場合、赤字テキストの上にマウスを乗せてみるとよい。なぜAIが宣戦を拒むのか、理由が表示される。理由には以下のものがある:
追記:項目が白字になっているのに宣戦に応じてくれない場合は、提供する技術の数が足りていない。もっと技術を集めてから再度交渉しよう。
理由 I: 「我が国は貴国のことをそこまで好きではない」 ("We just don't like you enough.")
この場合、攻撃者となる文明との関係を改善する必要がある。友人になる方法は4つ:
- いちばん手っ取り早い方法──相手側に有利な取引関係
「我々の取引関係は公正明大である」のボーナスは +4 まで到達する。難易度天帝 (Deity) でプレイしているのなら、AIはプレイヤーに不利な取引しか締結しないので、いつでもこのボーナスがつくはずだ。(都市・現金・技術・資源のような)贈り物もこのカテゴリに含まれることに注意。すでに +4 の関係ボーナスを得ているなら、追加の贈り物は必要ない。
- もっと時間のかかる方法──相手と同じ国教の採択
「我々は信仰を同じくする兄弟姉妹を庇護している」ボーナスは時間とともに上昇し、(イザベラのような)一部のリーダーでは +8 まで到達する。いっぽう、(ビクトリアのように)国教の共有をたいして重視しない指導者もいる。
- 幸運に頼る方法──相手の好きな公民の採用
たとえば、マンサ・ムサは自由市場 (Free Market) を採用した文明を好む。このボーナスは時間の経過とともに +4 まで到達する。
- おまけの方法──共闘 (Mutual military struggle), つまり同じ敵の共有。
このボーナスが出現するのは、すでにプレイヤーが攻撃者を買収したあとであることがほとんどだから、このボーナスはたいていの場合無用である。しかし、攻撃者がプレイヤーの買収前に攻撃をかけるほど攻撃的である場合、このボーナスが攻撃者とプレイヤーの仲を取り持つ最後の一手になるかもしれない。将来的には、誰か別の相手への宣戦要求が通りやすくなるという理屈だ。
また、似たような効果を持つ他のボーナスもある:
- 「貴国は我が国に資源を供給している」(資源取引から)
- 「貴国は我が国を助力してくれた」(彼らの要求や脅しに応じて技術をあたえた場合)
理由 II: 「我が国は親しい友人を裏切れない!」 ("We can't betray our close friends!")
相手文明は、標的国と良い関係を築いている。通常、この理由が表示された場合、プレイヤーと相手国の関係がどれだけ友好的であっても、宣戦を承諾させるのは不可能だ。ただし、一方の側が突然国教を変更して、「信仰を同じくする兄弟姉妹」のボーナスが消えた場合はその限りではない。
もし、ある文明がゲーム中盤で突然国教を変更したら──大声で笑ってよし。黄金時代の到来だ。
理由 III: 「我が国はほかの事柄に手を取られている」 ("Our hands are busy with something else.")
相手国がほかの相手と交戦中である場合、この理由が表示される。交戦中でないのにこの理由が表示されることもあるが、個人的な想像では、これはその文明の「嫌悪リスト」の第1位が対象国以外の文明になっていて、ひとつ以上の敵をつくりたくない場合ではないかと思う。どちらにせよ、この場合はほかに攻撃者を見つけるしかない。
理由 IV: 「我が国にとってなんの利益もない」 ("We would have nothing to gain.")
この理由は、相手の宣戦対象国に対する敵意が十分でないことをあらわしている。一部の指導者は生来的に攻撃性に欠けており、中立的、あるいはやや敵対的な相手にすら、攻撃をかけるのを毛嫌いする。
この事態を避けるためには、AI指導者の性格について学んでおく必要がある。攻撃者として最適なAIは、「ワン公」("Peg Dogs") と「狂信者」("Zealots") の2種類だ。
ワン公
ワン公は攻撃的な文明であり、それまでの関係がどんなに友好的であっても、自分よりも弱いと見るや隣人に襲いかかる。何もすることがないワン公はきわめて危険である──たとえプレイヤーがいるのが大陸の反対側であっても、こちらが弱いと見るや襲いかかってくるからだ。
ワン公を見分けるのは簡単だ。いつも戸口で「あの技術をよこせ!」「この金をよこせ!」と吠えているやつがそれだ。骨をあげたから彼らが自分に噛みつかないなどと考えてはいけない。骨は手渡すのではなく、犠牲者に向けて投げること。
発展に必要な資源を十分にあたえられた場合、ワン公は恐竜にまで成長する。しかし、常に戦争に差し向けることで発展途上の状態に保っておきさえすれば、ワン公は最良の友人になってくれるだろう。つまり、最初にワン公と仲良くなり、彼らがこちらに苛立ちはじめたらほかの犠牲者をワン公の前にちらつかせてやり、あとは犠牲者の冥福を祈るというやりかただ。
ワン公としていちばん有名なのは、アステカのモンテズマ(モンちゃん)だろう。われらが酋長こそ、まさにワン公の定義をその身で体現していると言うべきだろう。ほかのワン公には、ギリシャのアレキサンダー、モンゴルのチンギス・ハン、フランスのルイ14世、日本の徳川、イギリスのビクトリア、ロシアのエカチェリーナなどがいる。まだ戦争をしたことがないはずなのに、外交画面で「第三国への宣戦」の項目が白字になっている文明がいたら、ワン公だと考えてまちがいない。
狂信者
狂信者はある一点においてワン公よりも洗練された存在である。その一点とは──宗教だ。狂信者はかならずしも生来から攻撃的であるわけではないが、異教徒を憎悪している。狂信者と宗教的な同盟を締結できたなら、その同盟は強固で良好なものになると考えてよい。もっと良いのは、どんな指導者であっても潜在的には狂信者になり得るという点だ──こちらはただ、長期間にわたって国教を共有しつづけていればよい。
狂信者のもっとも顕著な例がスペインのイザベラである。多くの人がイザベラを忌み嫌っているが、これは彼らがイザベラと異なる宗教を信奉しているからだ。もし、イザベラと信仰を同じくする兄弟姉妹となったのなら、話はまったく異なってくる。彼女はプレイヤーが指さす相手全員を攻撃してくれるだろう。イザベラがCiv4でいちばん美しい女性に見えてくることまちがいなしだ。
どのようなマップであっても、潜在的に攻撃者になり得る文明は存在する。もっとも重要な要因は宗教だ。要約すると、プレイヤーが攻撃者と信仰を同じくするかぎり、攻撃者は犠牲者の攻撃に手を貸してくれる。
しかし、注意せよ──多くの文明は、自由主義 (Liberalism) の発見後に信教の自由 (Free Religion) を採用する傾向がある。信教の自由は友好度と敵意両方を減退させる。プレイヤーは自由主義以前に、攻撃者を犠牲者に噛みつかせておく必要がある。そうすれば、自由主義以降も、彼らはたがいに嫌悪しあってくれる。
(C) 犠牲者
協力的な攻撃者に出会うのは難しい。だから、攻撃者の使いどころは慎重に考える必要がある。
世界大戦における犠牲者とは、プレイヤーの勝利を脅かす文明である。マンサ・ムサかガンジーが技術で上回っている? それなら、2つ以上の文明が同時に彼らに襲いかかるように手はずを整えるべきだ。
犠牲者はたいてい平和愛好家なので、敵と呼べそうな敵を持たない場合が多い。彼らの宣教師が改宗を進めてまわった結果として、全世界が彼らの同胞になることすらあり得る。相手を引きずり下ろすことができなくなるので、これはプレイヤーにとっては非常にまずい。全員が改宗する前に、すばやく買収をおこなうべきだ。幸運にも、友人を背後から刺すことにためらいを覚えないタイプの指導者も幾人か存在するが(たとえばビクトリアなど)、そうでない場合は、どこかの文明が儒教、キリスト教またはイスラム教に改宗するまで待たなければならないだろう。
その他
最後に、役立ちそうな情報をいくつか付記しておこう。
- どんな戦争でも、和平条約の締結が可能になるまで、最低10ターンは継続する
- 攻撃性の低い指導者ほど、和平の締結が可能になるまでのターン数は短い
- 一方の勝利が明確になったら、敗北している側のAIは和平要求を出してくる場合が多い。いっぽう、勝利者側のAIは、完全勝利(標的の抹殺)が目の前に見えているなら、和平を受け入れない場合が多い。
- AI文明は、和平の交換条件として、安めの技術を提供することがある
- AIは、自分が創始した宗教に改宗する傾向がある
- 国教を切り替えるときは、組織宗教の公民を採用し、宣教師を大量生産し、国中に国教を広めてまわって、なるべく早期にすべての都市で建設速度25%のボーナスを入手できるようにすること。
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