見えない長城(その6)

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ジャンル:
Sid Meier's Game
シリーズ:
Civ4プレイ日記, Civilization IV情報
種類:
読みもの
最終更新:
2005年11月22日 14時27分
シリアル:
2005-11-20-01

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前回のつづき。日本の都市江戸を占領してアステカと直接戦う足掛かりを手に入れた中国は、積年のうらみを晴らすべく、ついにアステカ領土への侵攻作戦を開始します。

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占領したばかりの江戸の目と鼻の先には、アステカの都市テスココが見えています。しかし敵もこちらの弱点を見過ごすほど甘くはありません。擲弾兵やライフル兵・カノン砲を集めたスタックが、落としたばかりの江戸へ襲いかかります。

とりあえず、攻城戦で疲れたユニットに休息をとらせて体力を回復させ、後背の都市群で作成した新兵を江戸へ送って守りを固めます。同時に、奈良を落として京都に迫っていた別働隊を大阪に移動させ、駐留隊を合流させて戦力を増強。テスココ東の丘陵に橋頭堡を築くべく、一足先に送り出します。

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アステカの軍隊は中国にくらべると時代遅れですが、防御ボーナスがあるせいで、丘陵に陣取る部隊を倒すのは一苦労。江戸に近づいたユニットを移動力の高い騎兵隊でヒットアンドアウェイして数を削り、一進一退の攻防を繰り返して、ようやく丘陵を押さえることに成功しました。

……が、丘陵に陣取った大スタックに、テスココから現われたカノン砲が突進。スタック全体がダメージを受けて、別働隊は休息を余儀なくされてしまいました。仕方がないので、江戸に集結させた部隊を動かしてテスココ周囲のアステカ軍を掃討し、テスココの占領に移ります。かなりの数の守備隊が詰めていましたが、砲撃で防御力を削ぎ、すこしずつ数を減らしてゆきます。

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もちろんアステカ側もやられているだけではありません。ローマ近くの沿岸都市西安に、またもアステカ軍が上陸しました。

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陸軍に重点を置いていたせいで、中国海軍はいまだに甲鉄艦が1隻だけ。西安は後方なので守りも薄目です。大慌ててでほかの都市から守備隊を動かして西安に回し、上陸隊を攻撃します。建設したばかりの鉄道のおかげで部隊の移動が迅速に終わり、まずは一安心。西安周囲は砂漠地帯なので、略奪されたのは鉄道だけで済みました。

が、こんなことが二度三度起こってはたまりません。西安で現代艦船を生産して領海をつねに監視し、後顧の憂いを絶っておきます。

そうこうしているうちにテスココが陥落。都市をいちいち占領していると進軍が止まってしまうので、テスココはあっさりと破壊。軍隊はさらに奥地の都市トラテロルコを目指して進軍をつづけます。

トラテロルコに軍隊が近づいたころ、技術開発が終わって飛行機が生産可能になりました。

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これでアステカ侵攻がさらに容易に! ……と思いきや、飛行機はあんまり強力ではなくて、いまいち使いどころがわかりません。とりあえず偵察任務を実行して、アステカ領土深くの視界を得るのに使ってみました。飛行ユニットの使いかたはCiv3とほぼ同じ任務実行型で、飛行ユニットをアクティブ化すると、任務遂行可能な範囲がスクリーンショットのように枠で囲まれて表示されます。

主力はすでに打ち崩したということなのか、アステカ軍の反撃がじょじょに薄くなってきました。トラテロルコもそれほど苦もなく陥落。こちらは補給地点にするつもりで占領します。ここまで来れば、アステカの首都テノチティトランまであと一歩。

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こんどは飛行機で擲弾兵を攻撃してみましたが、どうもオッズがよろしくありません。有効な損害をあたえている感じもしないし、Civ4の飛行ユニットはあまり使えない存在なのでしょうか……?

実験してみたところ、飛行機・爆撃機の航空攻撃 (air strike) は、相手ユニットの威力が半分以下に落ちると、そのユニットを攻撃対象にできなくなることがわかりました。つまり、ガンシップを除く任務タイプの飛行機は、敵ユニットの威力を最大でも半分に削る能力しか持っていません。飛行機は対艦船、爆撃機は対陸上ユニットと都市への爆撃が得意という特性があるようですが、両方とも致死攻撃能力を持っていないのです。迎撃能力を持つ地上ユニットが増加したことを考えると、Civ4の航空ユニットはほかのユニットの掩護程度の役割に留まるのかもしれません。

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さて、技術差があることもあり、いったん守勢に回ってしまったアステカは、いまの中国の敵ではありません。砲撃でテノチティトランの防御力を落として歩兵で攻撃。順調に守備隊を削ってゆきます。

このころ、いままで渋っていたインドのガンジーに重い腰をあげさせることについに成功。アステカが弱体化したせいか、国境解放条約からアステカへの宣戦と話はとんとん拍子に進みましたが、いざ戦場にあらわれたインドの軍隊を見てびっくり仰天。こちらの主力は歩兵と騎兵隊なのに、インドはすでに戦車やガンシップを保有していました。中国が戦争に集中するために科学税率を下げているあいだに、いつのまにか技術でインドに先行されていたのです。

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中国を追い抜いたのはインドだけでなく、弱小国と侮っていたローマも同じ。視界に入るローマの都市を守っているのは、中国がまだ入手していないSAM歩兵です。対アステカのために締結した国境解放条約があだになって、ローマと他文明間の貿易が活発化し、中国がアステカを食い止める盾となっているあいだにこちらもぬくぬくと成長していたのでした。

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しかし今となってはなにを言ってもあとの祭り。アステカの牙を抜くのに専念するしかありません。アステカの首都テノチティトランを占領し、いままでのうらみを込めて灰塵に帰します。アステカの首都はテオティカワンに移りました。

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が、飛行機で偵察してみたところ、テオティカワンの周囲には依然として多数の軍事ユニットが集結しています。さらには、足の速いインドのガンシップや戦車が、テノチティトランの攻撃で疲弊した中国軍よりも先にテオティカワンへ迫っています。

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ローマとインドが宇宙船の建造に必要なプロジェクト、アポロ計画を完成させたという一報は、すでに中国の耳にも入っています。先行したのはローマですが、インドもすぐにあとに続き、いまではローマを追い越している様子。画面右上に表示される残りターン数もじょじょに少なくなってゆきます。このままアステカを攻めつづけていても、ローマとインドに漁夫の利をあたえるだけ。まだまだやり返したいというのが本音ではありますが、ここは鉾をおさめて、なんとか勝利への道を探るしかなさそうです。

ローマとインドは、すでに宇宙船の部品の大部分を建造済みです。いまだアポロ計画すら完成させていない中国が追いつくのはどう考えても不可能。しかし、勝利条件がひとつではないのがCivの優れたところ。中国にはまだ別の勝利の芽があるのです。そう、国連による外交勝利という道が。

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そして数ターン後、アポロ計画完成の報を聞いてひそかに建設を続けていた国連がついに完成。戦争をつづけてきたアステカ・日本・ギリシャにはそろって棄権されましたが、ローマと友人関係にあったことが幸いして、中国は事務総長の選挙に当選しました。このままの票数では外交勝利に届きませんが、なんとか外交関係を改善して、残された唯一の可能性である外交勝利にこぎつけたいところです。

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しかし、時すでに遅し。そのわずか数ターン後に、ガンジーが宇宙船の最後の部品を完成させてしまいました。宇宙船がアルファ・ケンタウリ星系に到達するまで猶予のあった(おまけに、到達前に敵首都を占領すると宇宙船が破壊された)Civ2とは異なり、Civ3とCiv4では、宇宙船の部品がすべて完成した時点で勝利となります。

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けっきょく、始皇帝の指導者としての歴史的価値は、無策王として知られるイングランド王エセルレッド2世と同レベルに。エセルレッドはバイキングに侵攻をうけるたびに巨額の宥和金を支払って国の財政を苦しめ、大侵攻の際に国民を捨てて妃の故郷であるノルマンディーに逃亡してしまったひどい人。結局、彼の死後にデーン朝が成立し、アングロ=サクソン王朝はいったん跡絶えることになります。負けてしまったからとは言え散々な評価。(しかし、アメリカ人の価値観では、ダン・クエールはエセルレッドよりもひどいヒトなんですね……)

負けたあとで今回の敗因をつらつら考えるに、

  1. 内政にかまけすぎて軍備をおろそかにしすぎた。他国の攻め時を逸した
  2. 他国との関係を軽視して孤立しすぎた。もっと序盤から他国と友好的な関係を築いておくべきだった

がいちばん大きな要因だったように思います。途中で消滅してしまったモンゴル帝国の時も同じようなことを考えたのですが、Civ4における戦争は他国と同じ高みへ這い上るためのものではなく、他国を自分と同じ低みへ引きずり下ろすための戦略なのではないか、と考えたりもしました。



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