SR-G10000インプレッション 3回目

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ジャンル:
Akihabara, Diary
シリーズ:
いろんなものをレビューするよ
種類:
読みもの
最終更新:
2007年02月04日 21時50分
シリアル:
2006-12-20-06

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起動と終了

3回目にしてようやく起動と終了の話を出すのはどうかと思うんだけど、つまりこれは気にならないくらい速いと言うことだと思ってください。ラッチを押して蓋を開けた場合でも、ボタンを押した場合でも、起動/終了はほぼ瞬時におこなわれる。

ただ、辞書画面が表示された時点で起動が終了しているわけではなく、その後も内部的にロードが続いているようだ。バッテリーの残量メーターと、「単語帳」に登録された項目の数は、一瞬遅れて更新される場合がある。キーレスポンスが時折「取りこぼされる」ことは前にも数回触れたが、起動した直後のキー入力も、ときおり取りこぼされることがある。

音声

音声データが登録されているのは、『ジーニアス英和大辞典』『Colins COBUILD Advanced Learner's English Dictionary』『英会話とっさのひとこと辞典』の3つ。ジーニアスはメジャーな英単語であればたいていは音声データが登録されている。コウビルドの音声データ数はかなり限定されている印象。イギリス英語とアメリカ英語で発音が異なるもののみが登録されているのかもしれない。『とっさのひとこと辞典』では、例文すべての音声が登録されている。

これも前に書いたが、音量をちょうどよい大きさに調節するのが難しい。内蔵スピーカーでは、すぐに音声が割れ気味になってしまう。

バッテリーの持ち

充電池の持ちを示す電池アイコンは3分割されている。充電はテストのためにACアダプタに接続した数分のみ、オートパワーオフ機能はデフォルトの3分、朝から晩までかなり頻繁に使用する、という環境で、到着した12日の夕方から使いはじめて、15日の深夜に、はじめてバッテリーの1つめの目盛りが点滅しはじめた。

点滅すると言っても、ときおり目盛りが消え、しばらくしたら元に戻るというもので、ひとつ目の目盛りが完全に消えたのは、翌日の午後になってから。その後しばらく使用頻度が落ちたせいもあり、この記事を書いている時点では、バッテリーの目盛りはまだ2つ残っている。通常の使用であれば、1目盛りが4〜5日分の使用量に相当するという印象

追記(2006-12-25)

SR-G10000には急速充電機能があるらしく、数分ACアダプタに接続しただけで、かなりの量の充電がおこなわれる。まったくACアダプタに接続せずに使用した場合は、1目盛りが2〜3日分に相当か

また、3つに分かれた目盛りのうちの最後の1目盛りは、消えるのが非常にはやい。1つ玉になったら、ほぼ半日程度で「電池がなくなりました。充電してください」のメッセージが出ると考えてよい。

追記(2007-1-25)

後述するように、バッテリーをフル充電し、裏面のリセットスイッチを押してから使用をはじめた場合は、最初の1目盛りが消えるまでに、20日程度使用できました。

解像度と操作性

フォントサイズを小さくすると、検索時に一度に表示される候補が増える。これは総覧性の点で非常に便利だが、候補数が多くなると、カーソルキーによる移動が煩雑に思えてくる。「履歴」機能でそうなっているように、ひとつひとつの候補にアルファベットキーのショートカットがふられていれば便利なのだが、SR-G10000では、つねにキー入力を受け付けるインクリメンタル検索との兼ね合いでこれができない。

SR-G10000は、全般的に、操作体系を出来るだけコンパクトにまとめようとしている印象がある。この設計思想はスマートで、使っていて感心することも多いが、あまりにも詰め込みすぎて無理が生まれているように感じるところもある。上のショートカットに関しても、カシオ系の辞書にある[シフト]キーがあれば、通常のキー入力はそのまま入力へまわし、[シフト + アルファベット]を各候補へのショートカットへ割り当てる、という操作体系が可能になるはずだ。

ほかにも、「履歴」より保存件数がずっと多い「単語帳」へのアクセス方法が、「履歴」より煩雑であることに多少の不審がある。「履歴」はボタンひとつでアクセスでき、すべての辞書の履歴がひとつにプールされているのに、「単語帳」は各辞書ごとに分類されており、いちいち辞書のメニューからアクセスしなければならない。

例文表示とジャンプ

辞書の「例文・解説」や「ジャンプ」の検索結果は、別画面ではなく、まず画面下部にもうひとつウィンドウが開くかたちで表示され、[決定・訳]を押すと全画面表示に変更される。

これがなぜ嬉しいかというと、本文を見ながら、気になった単語を「ジャンプ」で指定して意味を調べるという使いかたが、非常にやりやすくなっているからだ。いちいち別画面に移る必要がなく、検索候補と本文を見比べられるのがじつに良い。例文の多いSR-G10000の辞書たちと高解像度によるこの恩恵の相性はばつぐんだ。(とくに『コウビルド』なんか、全体が例文のかたまりみたいなものだし) より端的に言うと、ひとつの画面のなかで、英英辞典の定義に出てくる単語を英和辞典でチェックしたり、あるいは同じ単語の意味を英英辞典と英和辞典で見比べたりできるわけだ。いちいち「決定・訳」を押さなくても、選択するだけで「例文・解説」が表示されるのも、操作性と参照性の点で非常に優れている。

一括検索

一括検索は、シルカカードレッドの辞書も含めて全辞書が対象。例文・成句の一括検索は、国語系のほか、『英会話とっさのひとこと辞典』・『論文のための英語文型・文例辞典』が検索対象から漏れている。成句はともかく、例文に関しては、これらの辞書も対象であったほうが便利ではないだろうか。

追記(2006-12-25)

マニュアルの辞書アイコン一覧に表記がないので、検索対象になっていないと考えたのですが、実際には対象になっていました。

SR-G10000の搭載辞書には、例文が豊富すぎるほど掲載されているので、「例文・成句検索」はとても便利に使える。[例文・成句検索]ボタンを2回押すと、さらに条件を細かく指定できる「マルチ例文検索」も可能。「全ての単語を含む」「いずれかの単語を含む」「このフレーズを含む」の3つの条件を、すべて組み合わせて使用できる。

ただ、使用する検索によって、区切り文字が"&"と" "(スペース)で異なるのにはやや違和感がある。かならず全辞書を対象とするのではなく、たとえばチェックリスト式の一覧から、一括検索の対象にする辞書を選択できたらもっと便利だろう。

辞書の使いかた

『英会話とっさのひとこと辞典』は、簡単な口語・スラング辞典としても使える。いっぽうの『論文のための英語文型・文例辞典』は、やや分野が偏っているものの、文語の文例辞典として使えるだろう。

どうでもいい感想

「シルカカードレッド」の「レッド」って、"-ette"を適当にアレンジした「小さなカード」という意味だろうかとかぼんやり想像していたのだけど、そのまま色の赤のことなのね。なんでこういう名称なんだろう。イエローとかブルーとかも出す気なんだろうか。



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