『COMIC天魔』2005年2月号を読みました

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【こんなのどうでしょう?】クルセイダーキングス デウス ウルト【完全日本語版】
ジャンル:
まんがかんそうぶん
シリーズ:
エロまんがかんそうぶん, 雑誌感想アーカイブス
種類:
成人向け
最終更新:
2006年10月10日 22時04分
シリアル:
2005-01-29-01

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最近発売されたエロ漫画雑誌にゆるいコメントをつける第三回、今回はCOMIC天魔2005年2月号のお話です。なんか懐かしい名前が多いなこの雑誌。

  • Be ambitious / 琴義弓介
    製品画像
    • 琴義 弓介(2004-12-23)
    • マーケットプレイスの価格:¥ 124より (定価:¥ 940, 86% off
    • マーケットプレイスに中古商品の出品があります

    白さを生かした軽妙洒脱で迷いのないシンプルな描線が魅力的。省略したり、パースをつけたり、デフォルメしたりという漫画的な効果が多用されているのに、危うさを感じさせながらも絵的な均整が崩れていないのがすごい。バランスが悪くて違和感が出たり、厭味だったり、「筆のなれ」で陳腐化したり、という印象がほとんどないです。(制服ごしの乳房の描きかたは記号的すぎると思いますが)

    鋭角三角形みたいなまぶたの輪郭と、変幻自在に変化する瞳の描きかたが面白い。まぶたを大きく開きつつ黒目を小さく描いてコミカルな印象にしたり、半眼にして切れ長のつり目っぽい妖しさを演出したり、瞳の中心線を下まぶたと同じ高さにしたり、寄り目っぽくしてコケティッシュさを出したりと、表現は平易だけど手が込んでいます。

    ただ、多種多彩に見える目の描きかたには、明確な方向性がひとつあって、通して見たときにも統一感があります。黒目を小さく描くときは、黒丸一個をちょんと打つのではなく、細かく光を入れる。ふだんの目は扇をほんのちょっとだけ開いたようなかたちで、瞳の大部分がまぶたの裏に隠れている。眼窩の輪郭や二重のラインを消えいる寸前の薄い線で描く。目を閉じて両まぶたが合わさったときはラインを中央近くで白く溶かす──と、琴義弓介のいまの目の描きかたは、読者の視線を女性の瞳に集めることに特化しています。

    つまり、どの描きかたも、「あれ、どうなってるんだろ。もっとよく見たいな」と読者に思わせるものになっていて、そこに「見えているのに見えない」めまい的な効果が生まれており、いっぽう、よく見ようとすると視線が描かれた女性の視線に自然に重なって、読んでいる側をどきりとさせる、という力もある。しかも派手で技巧的な装飾を加えるのではなく、単純化することによってそれを達成しているわけで、これはなかなか凄いと思うのです。

    製品画像
    • 琴義 弓介(2002-07)
    • ¥ 1,050
    • 通常24時間以内に発送

    琴義弓介の以前の絵はもっとデフォルメがきつくて、乳房が奇乳的に巨大化したり、頬から顎のラインに違和感のある記号的なクッションが入ったり(この描きかた、一時すごく流行ったけどなんだったのかなあ?)、目ももっと丸く大きくて装飾のつけかたが派手だったりしてましたが、僕はいまのほうが好みです。自然でうるささがないのがよい。


    ストーリーは、眼鏡で巨乳で長髪ストレートの女の子にいつも守ってもらっていた頼りない男の子が、センター試験前日に媚薬で興奮した女の子に押し倒されながらも、気持ちに応えて両思いになるハートフル路線。ほのぼのだけど描写は激しめです。

  • 放課後奴隷倶楽部伊集院エリカ編 / まぐろ帝國
    製品画像
    • まぐろ帝國(2005-02)
    • ¥ 940
    • 通常24時間以内に発送

    毎日理事長である父親とともにリムジンで登校するエリカお嬢様。じつは学園内の秘密倶楽部で前の純潔は守りながらもうしろの穴で快楽を貪る卑しいメス豚として調教されていて、きょうは愛しい御主人様の決まるオークションの日。本物の豚に貫かれて処女を失い、はじめて味わう殿方の性器の味に陶酔しながら男たちの精液をあびる彼女を競り落としたのは──、というお話。オークションの司会の名前が真行寺で、どこかのショウで見たことのあるような衣装を着ていたり。


    資本主義の精神あたりのまぐろ帝國の漫画は、常識の異なる世界でスポーツ的にセックスに励む女性たちをあっけらかんと描きすぎている印象があったのですが、この漫画では背徳感や奴隷の従属感もそこそこ描けていて、「使い勝手」があがっている感じがします。

    作風としては上連雀三平に近いですが、ネームのセンスが常識から完全に乖離し、内容から完全に異化された読者が安全圏から突飛なネタを笑う上連雀三平に対して、まぐろ帝國はまだ常識や通常の感情のなごりがある世界を舞台にしていて、そのぶんウェットでネタとして使いやすい、と言えるかもしれません。

    それにしても異常識世界系のエロ漫画って、物語の内容に没頭するより、ズレた世界を遠巻きに眺める感覚が強くなってしまうことがありませんか? 気分としては、洋もののポルノを眺める感覚に近いというか。

  • 天使達の午後 / 阿乱レイ

    タイトルと作者名がまず懐かしい。

    ……と思っていたら、両性具有を「天使」と呼んで、コスプレ衣装が体にぴったり張りつく異世界戦士系で、結局一回も本番しないで投げっぱなしっぽいオチで、というセンスが二度懐かしかったという。

    描きこみは丁寧で、歯茎や歯の一本一本まで表現してあるのはすごいと思いました。傾向としては耽美とかそういう感じか。(耽美って言葉も懐かしいな)

  • 奔放なる果実 / 松川郁

    学校では優等生、家では奔放なたれ目巨乳の姉の真の姿に迫ろうとした弟(このヒトもチンコおおきい)がやられちゃうストーリー。ややだらしない線で描かれるおおきな構図は迫力があって妙にエロい。カメラを胸や男性器、ペニスをくわえた唇やお尻ぎりぎりに据えて大きく描く、いわゆるひとつのMUJIN系ガチエロ。

  • 壁の向こう側 / 月下冴喜

    眼鏡で髪が長くて服装がやぼったい浪人生の姉が、壁の向こうで彼女と致す弟にしびれを切らせて壁を叩いて、でも弟所有のバイブが気になったからこっそりチェックしに行ったらついつい自慰しちゃって、そこへ彼女を追いかけて部屋を出ていた弟が戻ってきて結局最後までやっちゃう話。とにかく全編にわたって眼鏡がずり落ちてます。



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