『月刊COMICリュウ』2006年11月号を買いました

ホーム[H] > まんがかんそうぶん > ざっしかんそうぶん, 雑誌感想アーカイブス > 『月刊COMICリュウ』2006年11月号を買いました
【PR】Pixarに就職できないあなたでも、簡単にすっごいクリーチャーがつくれます!
『SPORE クリーチャークリエイター 完全版』
Amazon.co.jp限定販売!
ジャンル:
まんがかんそうぶん
シリーズ:
ざっしかんそうぶん, 雑誌感想アーカイブス
種類:
読みもの
最終更新:
2006年10月10日 20時48分
シリアル:
2006-09-19-06

<< 『月刊COMICリュウ』もくじへ戻る『月刊COMICリュウ』2006年12月号を買いました >>
この章のはじめへ戻る

前に戻る
製品画像
  • 徳間書店(2006-09-19)
  • マーケットプレイスの価格:¥ 3,000より
  • マーケットプレイスに中古商品の出品があります

徳間書店から新創刊のB5判中綴じ雑誌。表紙イラストは中澤一登。特別付録として、押井守監督の女立喰師列伝 ケツネコロッケのお銀 ‐パレスチナ死闘編‐の収録されたDVDが付属しています。

ターゲットははっきりとおっさん向け。それも世にいる一般のおっさんではなく、みんながジャンブやサンマガを読んでいる頃に、チャンピオンにすら背を向けて少年キャプテンを読み、OSで言うなら世がWindows 95に浮かれ騒いでいるときにOS/2を使いつづけ、ゲームの世界で言うならさしずめセガ。はたまたデコ。いつの間にか身の回りにあるものすべてがマイナーで固まってしまい、なぜ自分はマイナーなものばかり選んでしまうのか、それとも選ぶものすべてがマイナーになる呪いでもかけられているのかと小首をかしげつつ人生の薄暗い小路を歩いているおじさんのための雑誌です。(のっけから酷いな) もっと中立的に表現すると、少年キャプテンの流れがYOUNG KING OURSを経由しつつ徳間に先祖返りしたような雑誌でしょうか。

それはさておき、対象年齢が高そうなところをのぞけば、雑誌全体のクオリティは悪くありません。いま世界のどこかをふらふらとさ迷っている昔のマイナー好き漫画少年たちが、十分な数だけこの雑誌を発見することができれば、わりとうまいこと生き残るのかもしれないという気がします。

  • ドリームバスター #1 / 原作:宮部みゆき 作画:中平正彦

    巻頭カラー5P + モノクロ36P. 「青い星」と「猫」に関係する悪夢を見る主婦と、夢に巻き込まれた彼女の娘、悪夢に潜む化物と、それを狩るのを生業とする〈ドリームバスター〉たちのお話。ベテランらしい安定感のある絵と話運びです。

  • ルー=ガルー 忌避すべき狼 #1 / 原作:京極夏彦 作画:樋口彰彦

    大疫病ののちに管理が徹底された近未来世界で、連続少女殺人事件に巻き込まれる少女たちのお話。前のドリームバスターとこのルー=ガルーは、どちらも同名の小説のコミカライズです。(どっちも大極宮がらみですね)

    絵は今っぽくて良いです。線がソリッドで電撃大王っぽいと言うか。鼻血少女が可愛らしくて気に入りました。

    画像
    他人と接触したり精神が不安定になると鼻血が出てしまう、接触型コミュニケーション障害の女の子。潔癖に育てられた周囲の人々は血に触れるのを嫌がるため、疎外感を感じています。
    画像
    血や死体に触れるのを厭わない女の子に憧れて、彼女に近づくことに。
    画像
    エリアいちの秀才というリボン娘。ハッキングして情報を仕入れているみたい。

    原作者京極夏彦は、9月27日に講談社から新作邪魅の雫が発売される予定です。

  • Hang II 〈前編〉 / 遠藤浩輝

    以前、とても昔、講談社のアフタヌーンシーズン増刊に掲載されたお話の続編。北海道が宙づりになってるアレです。高校生がセックル。

  • ひなぎく純真女学園 #1 / ふくやまけいこ

    モノクロ6P. コマ割りは均等な4コマ漫画風ですが、内容はストーリー漫画です。完全無欠のお嬢様が、同じクラスの地味子さんに廊下で偶然ぶつかったところからはじまるお話。

    画像
    文武両道にしてお金持ちのお嬢様。
    画像
    世の人の悩みがわからずに暮らしてきた彼女でしたが……。
    画像
    ある日廊下でぶつかったジャージ少女に一目惚れ(?)したことから、おだやかな日々が終わりを告げることに……。
  • 不条理日記 2006 / 吾妻ひでお
    画像
    画像

    もっとみつしり詰まっていてほしいような。

  • ちょいあ! #1 / 天蓬元帥

    4コマ漫画。ミッション系の嬢様学校に通う女の子たちのお話。なかには漫研のオタ女子さんも含まれており、同人誌を描いたり売ったりするために友人たちを引きずり回したりするわけです。Choir (聖歌隊)の読みをもじって「ちょいあ」。

    画像
    ……はっ! もしかして眉毛だからマユ子なのか!?

    やあ、どこかで見た覚えがあると思ったらエルピー・プルの同人誌の人じゃないか。

  • 子はカスガイの甘納豆 #1 / 伊藤伸平

    伊藤伸平おだぎみを夫婦の育児日記漫画。

  • おもいでエマノン #1 / 原作:梶尾真治 作画:鶴田謙二

    モノクロ14P. 鶴田謙二がイラストを担当している梶尾真治の小説のコミカライズ。絵はとても丁寧です。(初回だから?)

    画像
  • つばめ 〜陽だまり少女紀行 #1 / 松本規之

    巻中カラー8P. 日本各地を舞台に、少女たちの何気ない日常が描かれるみたい。初回の舞台は沖縄。ふたりの少女が海岸で海亀に出会います。

  • 麗島夢譚うるわしじまゆめものがたり #1 / 安彦良和

    巻中カラー4P + モノクロ16P. 連載ですが、「読切連作」という形式になっているらしく、次回の登場は2月号を予定。

    歴史もの。島原の乱の後、高山国(台湾の古称のひとつ)周辺に跳梁する倭冦の青年が、拿捕したオランダ船の船倉に拘束されたふたりの人物を発見します。そのひとりはキリシタンらしき眉目秀麗な青年で……。

  • MMリトルモーニング #1 / 安永航一郎

    マッドなサイエンティストの手により、体内にマイクロマシンを埋め込まれた女の子のお話。マイクロマシンのおかげで、腕を骨折しようが頭蓋骨が陥没しようが即座に治癒してしまう健康少女が、マイクロマシンを保持する別の少女に出会い……。

    お下劣さはセーブされていますが、(人を人とも思わないという意味での)ひどいギャグ路線は健在。女の子はわりあい可愛く描かれており、すね毛は出てきません。腕毛の出てくるシーンなら若干ございます。

  • ネムルバカ / 石黒正数

    それでも町は廻っているの人の読み切り。この人の路線は伊藤伸平あたりから繋がるものだろうかと想像していたので、同じ雑誌に乗っていてなんとなく納得。大学の女子寮の同室である先輩後輩が織りなすヘンなお話。

    画像
    金欠に苦しむ先輩後輩。食糧を得るために男性の知り合いを呼び出します。先輩に指摘されてまんざらでもない後輩ですが……。
    画像
    男性の態度からなにごとかを察知する後輩。
  • REVIVE! ‐壮年は荒野を目指す!‐ #1 / 五十嵐浩一

    昔オタク少年だった40代のサラリーマン親父が、昔好きだった漫画のフィギュアを偶然見かけたことから病が再発し、旧道へと舞い戻るお話。COMICリュウがどのような人々を購買層として見込んでいるかを考えるうえで非常に興味深い作品です。

    フィギュアをやばい角度から撮影した画像がプレゼン中のプロジェクターに大写しされるという、いにしえのブルマ女将の故事に倣ったエピソードが出てきたり、部下に連れていかれたメイド喫茶にて、最近生意気になってきた娘がバイトしているのに出くわしたり。

  • 木造迷宮 / アサミ・マート

    木造の家に住む三文小説家と、その家に住むよく出来た女中さんのお話。これは同名の同人誌からの再録ですか?

ほかの執筆者は小石川ふに大塚英志×騎崎サブゼロ石坂ケンタ神崎将臣ひらりん

次号からは原作田中芳樹、漫画道原かつみ銀河英雄伝説と、原作押井守、漫画杉浦守ケルベロス×立喰師 腹腹時計の少女(ケツネコロッケのお銀が〈赤ずきん〉だったというお話らしい)が連載開始され、表紙は岡崎武士高野文子のコラムまで始まります。ね、おっさん向けでしょ?



次へ進む
<< 『月刊COMICリュウ』もくじへ戻る『月刊COMICリュウ』2006年12月号を買いました >>
この章のはじめへ戻る