ねこしず(『アフタヌーン』2003年7月号)

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ジャンル:
まんがかんそうぶん
シリーズ:
ざっしかんそうぶん, 雑誌感想アーカイブス
種類:
読みもの
最終更新:
2006年10月10日 19時01分
シリアル:
2003-05-24-03

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RoNねたで盛り上がっているところに水を注すようで申し訳ないなあと思いつつも今月号のアフタヌーンの話をこっそりさせて頂きます。

  • TOKKO

    「カッコよさ」の基準がたぶん自分とはずれているのだろうな、と端々を読みながら思う。両親が惨殺された目の前で「二人で警官になろう」と決める思考体系ってどんななんだろう、とか。一人で仇を取ってやるー、と盛り上るというのならまだわかるのだけど、妹と二人でって言うのがわからないし、「警官になる」が先に来てそのあとに「仇を取る」が来るのもよくわからない。順序が逆ならわかるんだけど。

    最後の大ゴマを見て上條淳士の『TO-Y』などを懐かしく思い出したり。

  • Kiss Girl

    なんだか画面が見辛かったです。

  • もっけ

    わー、面白い話だ。こういう話を単行本一巻相当につき一話でも描いてくれれば当分ついていきますっていうのはちょっと言い過ぎかなあと思いながらもでもやっぱり面白いなあと思うくらい。

    今回の話はいろいろ想像を巡らす余地があって面白いです。静流姉ちゃんが助かったのはやっぱり事前に猫が立ち上がるのを見ていたからだろうかとか、姉ちゃんがあのまま戸を開けて中に入ってもし湯治場のお湯をかけられるようなことがあったら、もしかして身体のその部分からだけ猫の毛が生えてくることになったんだろうかとか。いやしかし、猫化した静流というのもなかなかそちら系の題材としては活用場面が多いような気もするけど。

    猫がだんだん大きくなるのはどこから持ってきたんだろう。後ろをふり返るたびに大きさが変化するとか数が増えているっていうのは怪異譚ではままある展開だと思うけれど、猫と絡めたものがなにかあるのかなあ (狼では類話がありますよ…ね?)。それとも「家では普通の猫だけど山や異界に入ると巨大化/妖怪化して真の姿を現わす」というモチーフ(猟師の飼い猫が弓矢や弾の数を数えるヤツとか)から引っ張ってきたのだろうか。猫が人に真の姿や心情を見せないとか、同じ猫属どうしでも妬みあったりするあたりもねこねこしていていい感じです。

    もうひとつ、今回の話とはあまり関わりのないところで面白いのは、368ページ以降の「向こう」の世界でもワクの外が白いままになっているところです。『モクリコクリ』の話も同じように誘われて向こうの世界に足を踏み入れる話でしたが、あの話では外枠にトーンが使われていました。この二つの差違を考えると、これはやはり『モクリコクリ』の時は実際の肉体で向こうの世界に歩いて行ったのではなく、あれは夢の中で見た「夢だけど、夢じゃなかった」世界の出来事なのだと解釈するのが正しいということになるのではないでしょうか。

    えー、あとその、女の子の表情は、もっとこう、なんか、愛情を持って描いてる感が欲しいような。

  • 紅川高校野球部

    ギャグとして成立していないと思うんです。

    先月のひぐちアサに続いてなんで野球ネタなのか? とか。やはり読者層を徐々にシフトさせてゆく気なのかなあ、と邪推したりするわけですが。

  • 空談師

    ……。これ、やっぱり打ち切りなのかなあ。作者の体力かモチベーションが持たなくて月産でペースが維持できなかったとかいう話なのかなあ。オチらしいオチもついていないし、連続しているフィルムの途中までをちょんと切って出してきたような感じがある。別に最後のページの下に「次回へ続く」と書いてあってもなんの不思議もないような終わりかただし。

    …単行本で加筆とか、する気ないんでしょうか。残念だなあ。よい作家性を持ちうる人だと思っていたのになあ。



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