- ジャンル:
- まんがかんそうぶん
- シリーズ:
- ざっしかんそうぶん, 雑誌感想アーカイブス
- 種類:
- 読みもの
- 最終更新:
- 2006年10月10日 18時31分
- シリアル:
- 2000-10-25-01
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今月もまたアフタヌーンが面白くないよゥ。なぜこうも心にとどまらぬ作品ばかりが掲載されておるのか。オレがアフタヌーンに求めているのは萌えでも綺麗な絵でも紙の上を滑って通りすぎてゆくようなお話でもねぇんだよゥ。オレらマンガ読みと一緒に地獄に落ちてもかまわないくらいの決死の覚悟を込めた魂の叫びが紙面から伝わってくるようなマンガが読みてぇんだよゥ。ゥゥゥゥゥ。
…とかいう偉そうなセリフを吐きつつも無毒無害なおかしまんが、あずまんが大王の2巻がどこかに早売りで出現していないものか捜索するために書店をハシゴして見事玉砕。おかしいなあ、まだ駄目なのか。あまあまパラダイスの方はもう書店に並んでるョ? (←くらべるな)
ってか、その作品の(あるいはその作者の)一番美味しいところだけを適当につまんでおいて、他の部分はいくら作者の思い入れがあろうが手をかけていようが頓着せずに投げ捨ててしまうまんが消費者風情がそんなこと言えた義理かよなぁ。ま、こちらはいつでも逃げられる安全なところに身を隠しておきながら、書き手にはまんが奴隷たることを要求すると言うのも消費者らしいと言えば実に消費者らしいか。大体、こんな大量生産大量消費型まんが社会の中で読者が冷酷なまんが消費者以外の何かになれる可能性がどれくらいあるってのよ。いっそ熱狂したカルトなファンになってしまえればどれくらい気分が楽だろう。
…などということを考えていると段々気分が欝になってくるので口直しに吉崎観音のケロロ軍曹を1〜2巻まとめて購入。良いなぁこの廃テンションっぷり。絵柄とかネタ回しとかがあまりにもあざといと言う声も一部ではあるけど、このネームとテンポの良さがあれば他に何も要らないんじゃないかねぇ。確かにネームのセンスはスタッフとして参加している古賀亮一そのまんまだけど、古賀亮一作品ではハイテンションが初めから終わりまで完全に持続するので最初に乗り遅れるとリカバリーする間もなくあれよあれよとお話が終わってしまうのに対し、吉崎観音の方は緩急をつけたテンポでネタをぶつけることで一度脱落しかけた読者をもう一度高いテンションまで引き摺り上げるパワーを持っていると思うのです。将来はわからないけど、現時点ではオレは吉崎観音の方に軍配を上げるなあ。
それにしても木村紺の作品中の音楽のセンスはなんつぅかアレだよなぁ。作者の性別に関しては色々論争の絶えぬ所であり、また過去の竹本泉や星里もちるや近藤るるるなどの例を紐解いてもここはやはり男性説が有力なのではございますが、私としてはこの何とも形容に困る選曲のセンスに因るだけで女性説が俄然説得性を持つのではないかと考えるのであります。須磨海岸の話でCCB…じゃねぇやTOM☆CATをBGMに流して「夏はこれやんなぁ」と言わせてしまう感覚は男性作家のものとはとても思われないですよ。それともこの選曲まで意識して男性作家が「音楽的知識のあまりない野暮ったい女の子が描いたマンガ」を演出しているんだったら、これは実に感嘆に値するけど…。割と差別的な発言してますか? でも男性作家の音楽センスだとはどうしても思えないんだよ…。
アフタヌーン秋増刊は11月10日発売。こっちのラインナップもどっちつかずだけど、カジモリエと熊倉隆敏に一応期待。本紙は2001年2月号からトニーたけざきの新連載が始まるけど、もういまさらトニーたけざきが帰ってきても駄目なんでないかなぁ、アフタヌーンは。3月号からは植芝理一が連載再開。うー、今の植芝理一はもういらないよ〜。
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