- ジャンル:
- Sid Meier's Game
- シリーズ:
- Civilization IV/Civ4情報, Civ4戦略情報
- 種類:
- データ/資料
- 最終更新:
- 2006年09月27日 13時40分
- シリアル:
- 2006-09-27-04
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CivFanaticsのCiv4戦略記事フォーラムに、uberfish氏がA peaceful strategy for OCC space raceというタイトルの記事を投稿しています。一都市挑戦 (One City Challange, OCC) で平和的に宇宙勝利を狙うための戦略を解説した記事です。
はじめに
この戦略は、天帝より下のすべての難易度でだいたい有効であり、開始地点が驚くほど恵まれたものでない場合でも利用できる。この記事に、特定の難易度に関する記述はほとんど存在しない。というのは、この種類のゲームの難易度に真に影響をあたえるのはマップの種類と設定であって、「良い開始地点」とマップの再生成に対する許容度は人によって異なるからだ。
天帝を除外したのは、(島マップでプレイするか、優れた開始地点を求めて何度もマップを再生成するなどして)用意周到にマップを作成するか、恒久同盟のような非標準の設定を使用しないかぎり、恒常的にゲームに勝利するのは不可能だからだ。それに、天帝でピラミッドを建設するのが、非常にフラストレーションのたまる作業だからというのもある。
ゲーム前の講義と全体的な戦略
まず、OCCにおける主要な問題点を考えよう。
衛生キャップ
グローブ座を建設すれば、不幸は問題でなくなる。しかし、入手できる資源は都市の近隣にあるものに限られているため、衛生はOCCプレイヤーにとってつねに問題である。溶鉱炉や製鉄所、研究所や工場、石炭発電所も、不衛生の源となる。
研究と生産
衛生が都市の人口成長を阻害しているというのに、どうやって10の都市を持つ相手を打ち負かせばよいのか? 答えは、食糧を消費せず、衛生にも影響をあたえない無料の市民を活用することだ。大専門家を居住させよ。偉大な技術者は、市民が鉄道敷設済みの製材所で働いた場合と同じだけの生産力を提供するだけでなく、代議制のもとであれば、河川沿いの都市に負けないくらいの科学も提供してくれる。魅力的に思えるのは分かるが、ゲーム終了直前のスペースエレベーターを除いて、偉大な技術者を文化遺産の緊急生産に使用してはいけない。宇宙競争専用のゲームでは、ゲーム終盤に向けてどれだけの量のビーカーが必要になるのか、長い目で計算しておく必要がある。
指導者の志向
上記を念頭に指導者の志向を値踏みすると、哲学志向が非常に優れていることは明白である。ゲームの過程で、ほかの志向よりも5体程度多くの大専門家を入手できるからだ。勤労志向は文化遺産(国家遺産を含むが、宇宙船の部品は含まない)の建設速度を促進する。このふたつに並び立つ志向はほかにない。しかし、おそらく組み合せが強力すぎるため、このふたつをあわせ持つ指導者は存在しない。
拡張志向は大部分のゲームで人口上限を3ほど上昇させる効果を持つため、これはふたつ目の志向として非常に良い選択だと思う。金融志向も悪くないが、OCCでは、衛生のために森林を保全し、なおかつ専門家を使用する必要があるため、小屋 (cottage) を設置できる場所がずっと少ない。開始地点の周囲に大規模農場用の資源がたくさんある場合、この志向は有効に機能するだろう。しかし、そういうケースはあまり一般的ではないので、私としては拡張志向に軍配を上げたい。
宗教志向は外交向けと言うべき志向であり、外交勝利はこのガイドの埒外である。残りの志向すべてはOCC宇宙勝利に不向きなので、ひとつひとつ論じるのは時間の無駄だろう。
そこで、私のお薦めの指導者は、ビスマルク(勤労/拡張)とピョートル(哲学/拡張)のふたりということになる。最近私はピョートルを好んで使用しているが、これは、OCCでは入植者を生産する必要がないため、勤労志向や石材資源がなくても、ピラミッドの建設が比較的容易であるのが理由である。Warlordsで追加されるロシアの固有施設には、科学者2人を無料で提供する効果があるのも嬉しい。
開始地点
どちらを選んだにせよ、ゲームは似たようなパターンに沿って流れるが、違った道筋へ分かれる分岐点もいくつか存在する。開始地点の周囲に必須なのは、多くの人が信じているような金や石材ではなく、食糧資源である。食糧資源2種類か、または最低1タイルの氾濫原があれば理想的だ。港が設置できるので、開始地点が海岸線沿いであればありがたい。太十字の大部分が水タイルに占領されない入り江であれば完璧だ。
古代と文化遺産
周囲の資源を有効化する技術を開発し、次に、早期ピラミッド建設のための石工術と、労働者に仕事をあたえるための車輪と青銅器を研究する。ピラミッド建設促進のため、都市領域の外にある森林を伐採してもかまわないが、衛生ボーナスとのちのちの製材所のため、都市領域内の森林はいくつか保存しておくこと。馬と銅資源の両方を保有できない場合は──OCCではよくあることだが──弓術を開発して蛮族の略奪を防御する。ビスマルクとピョートルは両方とも狩猟を初期技術としているので、これはたいした回り道ではない。ゲリラ昇進付きの弓兵を丘陵に立たせておけば、蛮族の斧に対する良い守りになる。
この戦略では、ピラミッドのほうがアポロ神殿/官吏ジャンプ (Oracle/CS slingshot) よりもずっと優れている。官僚制は専門家を使った経済では役に立たないし、偉大な預言者ポイントよりも偉大な技術者ポイントのほうがずっと望ましいからだ。皇子以上の難易度で、ピラミッドとアポロ神殿両方の獲得を目指すのは無謀だと思う。また、たとえ勤労志向であっても、パルテノン神殿の建設は避けるべきだろう。化学まで偉人ポイント +50% というボーナスには、ゲーム終了までつきまとう偉人プールの汚染という危険を抱えてまで保有する価値はない(注:パルテノン神殿は偉大な芸術家ポイントを産み出す)。より効果の大きな民族叙事詩を待てばよいだけだ。
ふつう、私は:
- ピラミッド
- アレクサンドリア図書館
- 空中庭園(衛生 + 偉大な技術者ポイント)
- 民族叙事詩
- グローブ座
- オックスフォード大学
- 製鉄所(鉄と石炭は取り引きできるので)
- ブロードウェイ(資源交易のため)
- ロックンロール(資源交易のため)
- インターネット(低難易度では有用でないかもしれない)
- スペースエレベーター
の文化遺産を建設する。ほかに重要な建設対象がない場合は、偉大な技術者ポイントを得るため、ハギア・ソフィア大聖堂とペンタゴンも狙う。
パルテノン神殿と英雄叙事詩(なにしろ平和戦略なので)、タージ・マハルの建設は全力で避ける。これらの効果は、偉人プールを偉大な芸術家ポイントで汚染する危険に値するものではない。ブロードウェイとロックンロールが許容できるのは、これらがゲーム後半に登場するからだ。商業・宗教関係の文化遺産も避ける。この戦略では、金銭はだいたいにおいて無用である。
外交
私はたいてい不可知論者に留まり、隣人の反感を買わないように国教を採用しない。侵略や略奪がいつも致命的になるわけではないが、非常に破壊的であることは確かだ。隣人すべてが同じ宗教に属しており、こちらにも浸透してきた場合は、宗教の組織化と平和主義が有用な社会制度になるだろう。自分自身で宗教を創始するのはお勧めしない。OCCでこれをやると、隣人の宗教を入手するのが非常に難しくなるからだ。
ゲーム初期には、相手の要求を飲んで貢物を提供し、10ターン後にキャンセルする程度の労は厭わない。これは、将来の潜在的な交易に備えて良い関係を保つためである。このゲームにおけるほかの文明は、言ってみれば、こちらが得られなかった資源の入手先なのだから。
中世入り
以前言及したように、こちらはアレクサンドリア図書館と、もし可能な場合は空中庭園を建設する。AI文明はたいてい空中庭園の建設が遅い。空中庭園は衛生に即座に +1 のボーナスをもたらすほかに、偉大な技術者ポイントの誕生源でもある。文学に到達するにはアルファベットを経由する必要があるが、未入手の古代技術を取引で入手したいという誘惑に耐えること。古代技術を入手すると、あとでもっと有益な技術をAIから入手するための材料がなくなってしまう。時間節約のため、数学と鉄器、あるいは帆走などを交渉で入手。たいして時間はかからないので、瞑想などの下位技術は自力で研究する。
通常、官吏(生産のため)と演劇(幸福監理のため)が、文学以降の目標となる。幸福資源や交易不足で都市の人口が6で止まってしまった場合を除いて、私はたいてい官吏を先に開発する。グローブ座は偉人プールに偉大な芸術家ポイントを追加するため、急いで建設する必要は必ずしもない。ふつうの劇場を建設して、文化スライダーをすこし上げておけばよい。どちらにせよ、この時点になれば、研究ポイントの大部分は専門家が産出しているからだ。私はたいてい、アレクサンドリア図書館→空中庭園→民族叙事詩 を先に建設しておいて、それからグローブ座の建設にかかるようにしている。グローブ座が完成したら、幸福資源をすべて取引に出して、かわりに衛生資源を入手する。
研究順は固定ではない。たとえば5タイル離れた場所に有用な資源がある場合、まず音楽に先回りして大芸術家を入手し、文化爆弾を一発かますという考えは非常に理にかなっている。同様に、もし宗教を入手しており、なおかつ外交状況がそれを許すなら、平和主義のために哲学を狙うというやり方もあるだろう。AIからの攻撃は、致命的ではないとしても非常に破壊的である。
それが終わったら教育に直行して、オックスフォード大学でビーカー出力をブーストさせる。もし、自由主義の前提技術を保有しているAI文明が存在しない場合は、1ターンで研究の終わるような技術に適宜開発を切り替えつつ自由主義の研究を進め、自由主義で入手できる技術がなるべく高位のものになるように心掛ける。ギルドから流れる系統のツリーは、もし可能なら取引で入手し、溶鉱炉を建設したら、偉大な技術者の発生確率を高めるために、技術者の専門家を1人設置せよ。
産業革命期、そして科学的手法のジレンマ
科学的手法の開発を遅らせ過ぎてはいけない。科学的手法を避けてアレクサンドリア図書館を保全すればその分だけよけいに技術を稼げるのは、たしかに真実である。しかし、それらの技術が往々にして取引経由で入手できるものであることも確かだ。生産力が問題であるようなら、まず共通規格と鋼鉄を先に研究せよ。どちらにせよ、この頃にはもう、プレイヤーの首都は偉人ポイントの収穫逓減に近づいているだろう。
いっぽう、早期に科学的手法を入手しておけば、物理学で偉大な科学者を確実に入手できる。これにより、いくらかアレクサンドリア図書館の埋め合わせができるだろう。
農園をたくさん保有している場合、生物学が魅力的に思えるかもしれない。おまけに、生物学のひとつ先には、衛生の問題を一気に解決してくれる医術が控えている。しかし、医術を研究すると、宇宙船とは関係ない技術の開発に、10ターン以上も時間を取られてしまう。これがゲーム終盤に足を引っ張るかもしれない。だから、ブロードウェイとロックンロールを両方建設して、資源を取引で入手するほうが、個人的には好みだ。このふたつの資源をまとめて材料に出すと、鉄や石炭・アルミニウムや銅のような戦略資源が入手できることも多い。私の経験では、この方法が、戦略資源の入手を期する上でもっとも信頼のできる方法だ。
それに、物理学・電気・ラジオは、すべて最後の研究増幅施設を解禁するコンピュータの経路に当たる。Warlordsをピョートルでプレイしている場合、固有施設の恩恵は絶大なものになる。
宇宙船の建設
ゲーム終盤に入ると、AIは(勝利を目指すがゆえに)概してロケット工学より上位の技術を取引してくれなくなる。また、広大な土地と生物学/代議制のコンボにより、AI文明がターンごとに産み出すビーカー数がプレイヤーを凌ぎはじめる。終盤の技術は非常に高価であるため、たいていの場合研究がボトルネックとなる。小屋の設置数が少ないOCCでは、核融合の開発に15ターンかかるのもざらである。
インターネット経由で技術をいくらか無料入手できるので、私はたいていロケット工学/アポロ計画を経由しながら光ファイバーを目指し、その過程で取引して大量生産を入手する。接戦のゲームであれば、(AI文明がそちらの経路を優先的に開発するおかげで)インターネットはたいてい、こちらが核融合を開発している最中に、産業革命・プラスチック・ロボット工学のような技術を無料で提供して、研究に必要なターンを削減してくれる。大部分のゲームでは技術研究がボトルネックとなるので、宇宙船の部品生産から離れてでも建設する価値のあるプロジェクトであることは間違いない。AI文明はけっしてインターネットを建設しないので、先に取られる心配をする必要はない。
まだ空きがあるようなら、核融合で得られた偉大な技術者を使ってスペースエレベーターの建設を促進する。多くの部品はすでに建設済みなので、たいした時間の節約にはならないが、AIの手に渡さないようにするに越したことはない。
最後のふたつの技術は、たいてい遺伝子工学とエコロジーになるだろう。AIに時間をあたえて、生物学と冷蔵技術はインターネット経由で無料入手すること。
最後に
私はこの戦略をおもに皇帝レベルでテストしたが、金資源はまったくと言っていいほど必要なかった。食糧資源2種類で十分だったし、これは開始条件としてありふれたものだ。不死者レベルでは、たいていAIがプレイヤーを大きく引き離すので、AI間で戦争が勃発するよう策を講じる必要があり、いくらかの幸運が必要になるだろう。AI文明から取引を拒絶されるほど嫌われないように注意すること。必要となる石炭/アルミニウムを誰が保有しているのか、知る方法はないのだから。
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