制作GONZO, オサレ風味なオープニングアニメーション、「どうだ、こんだけできるんだぞ」と誇示するような序盤の動き、キモキャラ、必然性のよく分からないお色気シーン。クオリティは悪くないけど、なぜか癇にさわるんだよなあ。なぜだろう。でも、たぶんこの作品は原作からしてオタを煽って商売しているわけで、癇にさわる見せかたをするのが正しいのかも。
引きこもりの男性が出てくると言っても、別に引きこもりのリアルが描かれている訳じゃなくて、引きこもりをネタにしているだけという感じがします。陰謀論や幻覚って引きこもりの属性なんかなあ。なんか分野が違うような。いや、併発している人ももちろんいるんでしょうけど。「あのー、こちらでバイト募集してるって……」を繰り返しながら歩いているところは、口調のぼそぼそ感もあわせてわりとそれっぽいなーと思いました。
あにかん:『N・H・Kにようこそ』#2──「クリエイターにようこそ」
(2006年7月19日)「引きこもりは外に出ないから引きこもりって言うんだよ!」→出てるじゃん。買い物行ってるじゃん→ああ、そうじゃなくて、これは一種の切れギャグとしての発言なのか、と5秒くらい経ってから気がついたわけです。妄想の部分もギャグとしてやってるんだろうけどあまり面白く感じないなあ。「いじめ、カッコワルイ!」から即ボコボコの流れはちょっと面白かった。
あにかん:『N・H・Kにようこそ』#4──「新世界へようこそ!」
(2006年8月12日)神聖ローマ帝国が神聖でもローマでも帝国でもなかったのと同じくらい、佐藤くんはオタクでも引きこもりでもないらしい、というのは分かりました。佐藤くんがなにかであるとしたらダメ人間くらいで、問題があるとすれば、彼が凡庸なダメ人間であるところにあるのだろう、とも。オタクや引きこもりが描写されているのではなくて、一般人が想像する「オタクってこんなだろう」「引きこもりってこんなだろう」という浅い認識にもとづいた描写であるように思えるところがどうにもピンと来ません。こういうのは古傷をえぐられるようなぐりぐりした感じが出なきゃ駄目だと思うんですが。
ただ、原作→漫画→アニメと流れるうちに描写になにか捻じれが生じていて、アニメの面白く無さは部分的にはその捻じれに由来するのではないか、という印象もちょっとだけします。あいかわらず原作を読んでいないのでただの想像なのですけど。
あにかん:『N・H・Kにようこそ』#5・6──「カウンセリングにようこそ!」「クラスルームにようこそ!」
(2006年8月15日)岬ちゃんと契約を結んで以降の展開はちょろっと面白いような。ここに来るまでに5話もかけず、もっとちゃきちゃきとお話を進めていれば、もうちょっと印象も変わっていたんじゃないかなあ。テンポが全般的に平坦なうえにのろのろしているのが気持ち良くないのですよ。