- ジャンル:
- Big Huge Games
- シリーズ:
- Rise of Legends情報
- 種類:
- データ/資料
- 最終更新:
- 2005年10月21日 16時34分
- シリアル:
- 2005-09-25-02
IGN PCに、Rise of Legends Faction Featureという記事が掲載されています。記事はRoLに登場する民族のひとつであるVinci族の概要を紹介するもの。メディアページにはスクリーンショット6枚が追加されています。
要訳
Vinci族の概要
Vinciはひとつの民族ではなく、共通の伝統と歴史を共有するいくつかの都市国家のゆるやかな連合体である。多種多様な指揮官 (captains) や貴族によって支配されており──両者の社会的地位は似たようなものだが──それぞれの国家は経済や政治の面でいくらか得手不得手がある。民族の統一を夢見た者は多いが、成し遂げた者は現在に至るまで誰一人いない。この絶え間ない応酬により、国境での小競り合いと戦争は日常茶飯事であり、Vinciの戦闘技術は、あたらしい革新(Vinciの常套手段である)が組み入れられるたびに、世紀を越えて洗練されつづけてきた。
The Pirata
狭い地域に多くの政府が詰め込まれているために、常備軍の設立はVinciの国家群にとってつねに問題だった。Vinciの指導者たちを支えるために多くの傭兵の集団が組織されてきたが、そのなかでもっとも強力かつ成功した存在がPirataである。洗練された飛行船舶技術をもって、彼らは何者にも凌駕することのできない無慈悲、献身、忠実と技量の旗を掲げている。
工房ユニット
Vinciの人々に独特なのが、発明者の工房 (Inventor' s Workshop) の存在である。これは才気あふれる科学者が(それほど才気にあふれているわけではない者もたまにいるが)、新しい革新的なデザインを造り上げるために労働している仕事場の総称で、この場所から生まれたデザインのふたつの例が、ぜんまい坑夫とジークと呼ばれる存在である。
- ぜんまい坑夫 (Clockwork Miner)
それほど驚くには当たらないが、ぜんまい坑夫は、Vinci当代随一の発明家であるGiacomoの発明品である。元々、ぜんまい坑夫は軍事ユニットではなく、Timoniumを採掘するために設計された。小型ではあるが頑強なこの坑夫は、人間よりもより長く、より困難な状況下で労働することができる。
- ジーク (Zeke)
ジークは実験的に製作された機械で、ぜんまい坑夫よりもはるかに精巧につくられている。噂では、ジークを造ったのはGiacomoの師である偉大な発明家だったというが、彼が死亡したのははるか昔のことで、ジークと呼ばれることになった存在は、つい最近、見捨てられた工房で錆び付いていたところを発見されたばかりである。熱心な研究家の手によって、起動と、斥候・防御・攻撃や攻城といった形態への変形が可能であることは確かめられたが、いまだに解明されていない謎が多くある。
兵舎ユニット
GiacomoがVinciの兵制を一新するまで、Vinciの兵舎はただの兵站宿舎兼訓練所に過ぎなかった。現在では、大部分の兵舎は完璧な機械生産・修復部門を備えており、さまざまな装置を生産することができる。
- 銃士 (Musketeer)
銃士はVinci軍の基礎となる徒歩戦士である。先込め式のマスケット銃で武装しており、圧倒的な火力を戦場全体に加えることができる。銃士は密集・中間・散開の隊列をとるように訓練されており、どのような戦術的状況にも対応できる。
さらなる訓練を積むと、銃士は擲弾兵 (Grenadier) となる。擲弾兵は敵の進軍を阻む盾となる「塹壕掘り」の能力でも有名。十分な数の銃士または擲弾兵をそろえれば、どのような規模の都市でも迅速な占領が可能だ。
- ぜんまい人間 (Clockwork Man)
Giacomoの最愛の発明である彼らは、大規模戦闘に対する備えを整えたぜんまい坑夫のいとこである。攻撃計画の立案能力はお粗末だが、アーク溶接されたドリルと頑強な金属の手足は、戦場における彼らを恐るべき存在にしている。
また、ぜんまい人間は共通規格にそって大量生産されているので、戦闘中に他の機体から部品を取り外して使用することができる。ぜんまい人間1体が倒れると、ほかのぜんまい人間の損害が修復されるのだ。
- ぜんまい蜘蛛 (Clockwork Spider)
ぜんまい人間の実験の副産物であるこの蜘蛛は、より高速で、頑強で、戦場においてはより危険な相手である。驚くべき速度とその数によって、蜘蛛は通常の歩兵を一蹴し、必要に迫られた場合は停止して鋭利な金属の顎を生かした一対一の戦いに望む。蜘蛛は背中に小型の蒸気カノン砲一門を備えており、上空へ細かい金属片の束を発射することができる。不幸にも射程に入った飛行機械や生物は大きなダメージを負うことになるだろう。
重ぜんまい蜘蛛 (Heavy Clockwork Spider) のアップグレードは、「網吐き」("webcaster") の能力を追加する。大量の網で標的を覆い、軽い電気ショックをあたえると同時に、犠牲者をその場に釘付けにするのだ。
空挺場ユニット
Vinciに伝わる技術の偉大な遺産が、戦闘用飛行機械のすべてが産み出される場所、空挺場 (Aerodrome) である。軽装の斥候艇から強力な飛行駆逐艦まで、これまで発明されたなかでもっとも恐るべきユニットの一部は、空挺場の高い飛行用尖塔から飛び立つことになる。
- 斥候艇 (Scout Flyer)
螺旋状のプロペラを使うVinciの斥候艇は、とても空を飛ぶような姿には見えないが、しかし申し分なく飛行する。高速にして機敏な斥候艇は、驚くべき射程を誇るVinciの大砲のための標的を見つけ出すには極めて有効だ。
斥候艇は砲機ポッド (Gun Drone pods) でアップグレードできる。ポッドからはパラシュート式の蒸気砲が発射され、戦場に弾丸をばらまいて、多大な混乱と損害をあたえる。
- Pirata Flyer
Pirataはまるで水を得た魚のように飛行機械を操る。Vinciの標準機械にさまざまな改良を加え、飛行機械の防御力・速度や火力を大幅に向上させているのだ。
Pirata FlyerはVinci空軍の主力であり、拡張版ではさらに速度と攻撃力が向上している。もっとも経験を積んだPirataの戦士は、命綱をつけて機械から飛び降り、敵の機械の鍵となる部品や積み荷を奪って自分の船に戻って行くという。
- 支援気球 (Support Dirgible)
「見た目より中身」を証明する究極の例が、不格好で愛らしさに欠けるこの気球である。にもかかわらず、この気球はVinci艦隊の大黒柱であり、広大な積載空間を誇る。行軍中の軍隊に糧食をほぼ無限に供給できるほか、荒地や通行不能な要害を通過する際に必要となる道具の運搬にも効力を発揮する。
完全に武装した改良型気球を止めるのはほとんど不可能に近い。
- 飛行駆逐艦 (Air Destroyer)
Aio世界におけるもっとも恐るべき空中戦闘機械であるVinciの飛行駆逐艦は、非常に限定された区域に、非常に短い時間で、信じがたいほどの火力を集中させることができる。船体は超軽金Titaniumをベースにした金属から造られており、山のように回転翼をつけることで、なんとかこのロケット兵器の塊を空に浮かべている。
より洗練されたバージョンである飛行巡洋艦 (Air Cruiser) では、爆弾やロケットの数がさらに増えており、歩兵の大軍やサイズの大きな敵にも大きな損害を与えることができる。
IGN PC RoL民族紹介 Vinci編(2回目)
(2005年10月21日)IGN PCに、Rise of Legendsに登場する民族のひとつ、Vinci族のユニット紹介記事の2回目が掲載されています。「蒸気の要塞」 (Steam Fortress) から生産されるユニットと、Vinci族のヒーローを紹介する記事。ギャラリーにはスクリーンショット4枚が追加されています。
蒸気の要塞ユニット

蒸気の要塞は(空挺場に似た)軍事生産施設であり、Vinci帝国における軍事施設の最高峰にそびえる存在である。かの有名なBunker Fortに比べれば、ほかの蒸気要塞など取るに足らない存在であるように思えるが、最新の調査によれば、さまざまな都市国家からなるVinciの領内では、全部で43の蒸気要塞が稼働中であり、Bunker Fortとてその中のひとつに過ぎない。
蒸気の要塞は可能なかぎり独立で機能できるように設計されており、兵站、軍備、防備、斥候・守備用の人員、機械工、そしてカノン砲やジャガナートをいくらでも生産できるだけの部品が格納されている。その部品や装備品の量たるや、必要に迫られた場合には、あの恐るべき陸の海獣の一体を生産したとしても十分に足りるほどだ。
蒸気カノン砲 (Steam Cannon)
奇天烈でいくらか壊れやすい存在ではあるものの、蒸気カノン砲は巨大なサイズの砲弾をはるかに離れた地点へ発射することができる。過熱した水を用いて、かくのごとき砲弾を打ち上げるに十分な圧力を得るのは危険な技ではあるが、蒸気カノン砲の暴発などここ十年近く皆無であり、技術自体も十年のあいだに洗練を重ねている。
超蒸気カノン砲 (Super Steam Cannon) と呼ばれる兵器では、ボイラーが追加され、Timoniumの砲身が改善されている。射程は標準版と比べて劇的に改善されているわけではないが、破壊力がより高まっている。
ジャガナート (Juggernaut)
超軽金属の開発(と、それに続く空の覇者、飛行駆逐艦の登場)以前には、ジャガナートは戦場のプリンスだった。鈍足にして重装、そして冷酷無比なジャガナートは、ベルト式の無限軌道車輪で敵を踏み潰しながらでも、ほかの標的に爆発性の弾丸を撃ち込む能力を持つ。
申し分のない装甲を備え、驚くほど頑丈であると言えども、ジャガナートのもたらす破壊力は飛行駆逐艦のそれには及ばない。だが、飛行駆逐艦の優位など、ジャガナートの巨大ないとこである海獣にかかれば吹き飛んでしまう。
陸の海獣 (Land Leviathan)

おそらく「総督の鉄槌」(Doge Hammer) を除けば、人の手で作られた破壊のための力としてこれ以上強力なものは、Aio世界には存在しない。たしかに、鉄槌は極めて恐ろしい存在ではある。だが、陸の海獣をはじめて目にしたものが捕われる本能的な畏怖心とは、さすがの鉄槌と言えども無縁である。都市のごとき巨大さで、砲塔と穿孔機を無数に備えたこの海獣は驚くべき火力と破壊力を体内に詰め込んでいる。自動修復機能を備えた頑強な構造により、陸の海獣は戦場で信じがたい生存能力を発揮する。
Vinci族の英雄
Vinci族の英雄は、Vinci都市国家の枢軸の代表である。一方には、科学と発明の才に長け、Vinciのなかでも先進的な思想を持つ指導者Giacomoがいる。彼と彼の師匠である「偉大なる発明家」(The Great Inventor) のデザインは、Vinci族の軍隊の多くで標準装備に選ばれている。彼は都市Mianaの代理人であると同時に、革新と進歩の代理人でもある。
もう一方には、都市Venucciの総督がいる。彼は厚顔な軍事主義、強力な外国民との秘密貿易、そして血も涙もない冷酷さで知られている。結果としてそれ以上の権力が得られるならば、総督にとっては数千人の命など無に等しいということは、これまでの彼の行為により広く明らかとされているところだ。
そして、この二つの権力の中間に、都市PirataのLenoraがいる。Giacomoの高潔な理想に傾倒することもなく、一方では総督の剥き出しの貪欲さからも距離を取りながら。一見すると無道徳な傭兵のようではあるが、彼女と、彼女に従うPirataの人々は、ある種の礼式を守りながら行動している。そのひとつが、Vinci族市民の生命を尊重することだ。
発明家Giacomo

おそらく、Vinciの現在において、Giacomoほど尊敬される英雄はいないだろう。都市Mianaの貴族の息子として生まれ、兄Petruzzoが指導者としての手腕を発揮する下で、Giacomoははやくから研究に没頭してきた。だが、総督の手でPetruzzoを殺されたときから、GiacomoはMianaの首長としての座につくことを余儀なくされる。これにより、彼はこの惑星を半周する大冒険へと導かれ、強力な爆薬で武装したぜんまい人間から音波エネルギー発射装置に至るまでの偉大な発明の数々を成し遂げることになるのだが……。
Venucciの総督 Alessadri
Giacomoが尊敬されているのと同じくらい、Alessadri(もっぱら、「総督」だけ呼ばれることが多い)は忌み嫌われている。今日を生きるほかのどんな人間よりも多くの権力を掌握するのみならず、総督はおそらくVinicの歴史でもっとも効率的な戦闘指導者であろう。
一説によると、彼は他の民族とのあいだに大規模な科学貿易関係を樹立しており、Vinci族の発明品(大部分は総督の仇敵であるGiacomoによって製作された品物)の見返りとして、強力な魔術に手を染めているらしい。彼の武器庫をひとめ見ただけで、噂の真偽が分かるだろう。機械じかけの蜘蛛型車両に取りつけられたアームの先からは針のように鋭い雷が発射され、あるいは純粋な光のみで建物を粉々に砕くという。また、強力な「総督の鉄槌」に狙われた標的はぼんやりと光輝くが、これはこの武器に外法が用いられている証拠であろう。
Pirataの長 Lenora
彼女の民に愛され、彼女の敵からは恐れられるLenoraは、典型的な戦う女性である。屈強な戦闘のプロフェッショナルであるPirataを率いて、彼女は戦いの風に誘われるままにどんな場所へもあらわれる。
特別製の快速艇により、戦場における彼女はこの上ないしなやかさを誇る。Timoniumで強化された一斉射撃を使って正面から銃撃戦を挑むかと思えば、窓を破って船を急襲し、乗組員全員をふん縛って貨物室に閉じ込めるという具合いだ。大胆にして向こう見ず、そして颯爽としたLenoraの態度が、彼女を伝説の人物にしている。噂では、彼女の勇ましさには、若き発明家Giacomoですら目を奪われたとか。