C3C 今日の発見&あるマップでのお話

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ジャンル:
Sid Meier's Game
シリーズ:
Civ3プレイ日記
種類:
読みもの
最終更新:
2003年11月18日 22時23分
シリアル:
2003-11-18-03

共通規格 (Replaceable Parts) で配置可能になる専門家、土木技師 (Civil Engineer) がなかなかよい。

土木技師は1人当たり盾2つを生産する。この盾は工場や発電所の恩恵を受けないかわり、浪費の影響も受けない。つまり、裁判所や警察署を建設しても汚職率が95%から動かない都市でも、都市スクエアの生産を完全に食糧生産にシフトさせ、飢餓が発生しないぶんの市民を土木技師に割り当てることで、必要十分な盾生産をあげることができるようになっている。これにより、範囲型の汚職増加をする文明であっても、離れた領土に都市を分散させることが、ある程度までは可能になったわけだ。また、土木技師の産する盾は都市画面下の盾グラフには表示されない。市民の顔アイコンの下に盾が表示されるだけだ。

ナショナリズムで配置可能になる警察官は、汚職と浪費をアイコン1個ぶん減少させるが、汚職率が95%になった都市では、警察官を配置してもグラフが動かないことがある。95%に切り捨てられる前の値に対して-1され、それでも95%以上なので値が動かない、ということだろうか?

沼地 (Marsh) は 1/0/0, 移動コスト2. ジャングルと同様に病気 (disease) を媒介し、開拓して草原に変えることもできるが、ジャングルとは異なり沼地スクエア上に都市を建設することはできない。

古代騎兵 (Ancient Cavalry) は 3.2.2 で、古代に生産できる剣士と騎馬兵のいいとこどりユニット。実は古代騎兵は騎兵とは名ばかりで騎馬系ではなく、生産に馬を必要としないので、象牙は近くにあるが鉄や馬はないというケースでは、このユニットは文明の生死をわける存在になり得る。耐久力にボーナスがあり、古参で5, エリートで6耐久力を持つので生き残りやすく、中世に入っても攻守両方で役に立つ。ただし、騎馬系ではないのでアップグレードはできない。十字軍兵 (Crusader) はまだ生産できたことがないのでその真価は不明だが、要塞を建設できる能力は使い方によっては恐ろしいものになりそうではある。

さて、あるマップでの話。難易度は皇帝・攻撃度は標準。プレイヤー文明はイロコイで、スタート地点は赤道直下。周辺はジャングルと沼地。ジャングル地帯が膨らんでいるほかは、南・東・北西に細長い半島が延びているだけ。東の半島の向こう岸、2スクエア先に陸地が見えており、南側には象牙が集中していた。北西の狭道を抜けて陸地が広がった先にはマヤ文明が控えており、出口はすでに都市で蓋をされていた。

コラクル船を使って世界中を探索してみた結果、マップは群島に近い多大陸マップだった。大きくわけて三つの大陸があり、イロコイと同じ大陸にはマヤとアメリカ、東側にはイギリス・ロシア・スペイン、南側の大陸には日本と中国が位置していた。東側大陸はU字型をしており、幅はそれほど太くないが、南側の大陸と、ほぼ独立の大陸のような形状をしているアメリカ島は非常に太い。いっぽう、プレイヤー周囲の陸地幅は細く、広場への出口はマヤ文明でせき止められている。鉄か馬があればマヤ文明を攻める手もあったが、どうやら陸続きの場所には両方とも存在しないようだ。都市数を増やすためには別大陸に伸びるしかない。

そこですぐ隣に見えている東側のU字大陸の端に植民。哲学一番乗りと技術の横流しで技術と経済分野のトップに立ち、各国に大使館を設立した。イギリスの首都は入植地点に非常に近く、おまけに首都の都市領域内に鉄と馬の両方が存在した。これで最初のターゲットはイギリスに決定。

イロコイは象牙を独占しているので、安穏とゼウス像を建設し、古代騎兵を入手。これだけでは心もとないので、技術提供の見返りとして、日本から鉄と馬を交易してもらう。都市ではもっぱら剣士とイロコイの騎馬戦士を生産し、ガレー船で続々新大陸へ送る。数が集まったところでイギリスに宣戦。同じ大陸のロシアとスペインに技術供与して軍事同盟を組み、ユニークユニットの強みも生かして一方的になぶり尽くした。

結果、イロコイは黄金時代に突入し、資源として鉄と馬、それに絹の一大産地を手中におさめた。20ターン経過したところで同盟を解消してすぐさまイギリスと媾和し、見返りに技術をゲット。返す刀でロシアに宣戦して今度はイギリス・スペインと軍事同盟を結び、ロシアがイギリスから奪った都市を次々と占領。U字型の湾のいちばん奥まで領土を広げて和平。今回も和平の担保として技術を奪い、さらに宝石の産地を独占し、毛皮も入手することができた。

この時点でプレイヤーは中世中盤で火薬を研究中。AI文明たちはすでに火薬を入手しており、天文学や活版印刷も保有している状況だった。C3Cで群島に近いマップをプレイする場合、古代に技術開発でトップを走るのはたやすいが、AI文明が接触を完了した中世以降にリードを保つのは非常に難しい。プレイヤー文明の陸地が細く、AI文明が太い場合、地力では差があるので軍事でなんとかして喰らいつくしかない。技術差はつけられたが贅沢品はいくつか独占したし、つぎにスペインに宣戦してまた軍事同盟で包囲すれば、なんとか産業革命期中盤ごろには一等国になれるはず、と読んでいた。

ところが──。火薬を発見してもマスケット兵が生産解除されない。戦争に戦争を重ねて北半球の砂漠地帯から南半球南端に届くまで領土を拡大したというのに、領土の中に硝石がひとつもないのだ。マップを確認してみると、なんとも憎らしいことに、U字型大陸のもう一方の端、スペインの領土の奥地である半島の先端に、この大陸で唯一の硝石が見えた。イロコイはいまだに地図の交換すらできないので、探検隊をCiv3シリーズを通じて初めて生産してマヤの領土に送ってみたが、マヤの領土内にも硝石はなかった。外交画面から見ると、マヤの向こう側にいるアメリカは硝石を持っているようだ。

となると相手はスペインしかないが、しかしスペインはすでに天文学を発見しており、固有ユニットであるコンキスタドールが視界の隅をちらちらとうごめいている。陸ルートで攻めるのがいちばん堅実で、そうすれば都市の二つや三つは確実に落とせるだろうが、半島の端にある硝石までは手が届かない。海ルートをとるにしても、一番近い港から硝石のある地点までは7〜8スクエア離れており、輸送能力2しかないガレー船では往復に問題がある。都市を奪うのに成功したとしても補給が追いつかない。

しかし、こちらは戦争ばかりしてきたので、首都ちかくの沼地も放置されたままになっており、都市施設も十分に拡充されていない。ここで平和ルートをとって発展にいそしめば、いまからでもAI国家に拮抗する力を手に入れられるのではなかろうか? それに運がよければ、別の文明から硝石を交易できるかもしれない。

いま考えると、皇帝レベルで相手にリードされている間に手を休めるのは絶対に間違っていて、ガレー船を山盛り生産し、死力を尽くしてでもスペインと戦うべきだったのだけれど、あの時は平和ルートがよい選択肢のように思えてしまった。実際、税率を10%まで下げて他国から技術を購入し、その間に土地改善と施設建設を進める平和雌伏ルートも、AI文明との差は縮まらないものの、極端に離されもしなくて悪くはなかった。

ほどなく民主主義に転向して経済ボーナスで一気にブーストし、同時に騎士の生産を続けながら機会をうかがう。しびれを切らしたスペインが宣戦してきたのを契機に、経済力を生かして世界的な包囲網を構築した。包囲網の参加国のうち、スペインと陸続きなのはイロコイとロシアだけ。しかもロシアは力を半減させているから、美味しいのはイロコイ一国だけ、という構図。

ところがスペインはすでに騎兵隊を完成させており、こちらは守るので精一杯。あらかじめ蓄えてあった騎士と古代騎兵をガレオン船団で輸送して、硝石のある都市だけをようやく手にいれることができた。そのころには警察署も普通参政権も持たないイロコイ都市の間には厭戦が蔓延し、技術購入分の圧迫もあって、税率0%でも収入が赤字ぎりぎりになるまで落ち込んでしまった。

これ以上戦争をつづけるのはとても無理だと、20ターンで即和平。ようやく入手した硝石を使ってマスケット兵と騎兵隊を徐々に生産し、戦争に専念すべくファシズムに転向して、よーし今度こそスペインをコテンパンにのしちゃうぞーと宣戦してみれば、もうそのときにはスペインはすでに歩兵を保有しているという体たらく。騎兵隊でさえ手こずる歩兵相手に、いまもって騎士と古代騎兵中心のイロコイ軍が勝てるわけもなく、さらにスペインの背後にはいまだ無傷のアメリカと、中国を破って大陸をひとつ独占しつつある日本が控えているのを目にして、ワタクシはついに戦意を喪失。「こんなゲーム糞ゲー! もう絶対糞ゲーだから!!」と叫びながらESCキーを押したのでありました。

このマップからなにを学んだかと言われれば、C3Cでは海を越えた植民を、できるだけ早期におこなうのが必須のマップが登場すること。しかも資源の配置が極めてイヤらしくなっている場合があること。そしてC3Cでは古代での技術リードが容易になったかわりに、中世での技術の研究順が非常に重要になっていること、でしょうか。そう考えると、苦い経験だったけれども学ぶところの多いゲームでもあったのです。こういう負け戦をすぐに投げ出さずにあれこれ試行錯誤してみるのも、面白いといえば面白いなあ、というお話でした。すごくストレスたまるけどね。