- ジャンル:
- Rental Records
- シリーズ:
- 種類:
- ニュース
- 最終更新:
- 2003年07月05日 18時38分
- シリアル:
- 2003-04-28-02
AletiaHostingは昨年買収されてからというもの、二重課金はされるわHosting Planの「サポートされる言語」の中にrubyが入っているくせに実際にはインストールされていないわ、httpdのログが月一回しかリフレッシュされなくなるわ──当然月の終わりには数十MB単位に膨れ上がるわけです──接続できなくなることは多くなるわでもう飽き飽きしてきました。というわけで次のホスト屋さん探し。
HostSearchやISPCheckやWebHostingTalkやBest-Web-Hosting-ReviewやTop10WebHostingをめぐりつつさまざまなホスト屋さんのWebサイトをためつすがめつしていたのですが、そのうちにいわゆるVPSと呼ばれるサービスの価格が以前ホスト屋さん探しをしたときと比べてずいぶん下がっていることに気がつきました。
Best-Web-Hosting-ReviewやTop10WebHostingはアフィリエイト野郎さんなんだそうです。だからあんまり信用しないほうがよいみたい。
VPSというのはVirtual Private Serverの略で、Virtual Dedicated Server/Managed Virtual Server/Managed Dedicated Serverなどと呼ばれることもあるようです。ユーザーひとりあたりに仮想マシン一台を割り当てて、仮想マシンのroot権をくれるというサービス。自分でソフトウェアをインストールしたり新しくユーザーをつくったりというのも自由。
2年ほど前もこういうサービスはあったにせよ、料金が月$100以上と言うところがザラだったのに、今は月$20程度でサービスを提供するところが出てきています。凄いところになるとうちはVPSで無料だよと謳っていたりするのですが、こういうところは信用してもよいものだろうか。
BBSをほとんどメモ帳のように使いながら候補をしぼり、ARP Networksを選びました。理由はまあ、セットアップと月額料金をあわせた総計が単純に安かったから。ここはSWSoftのvirtuozzoというソフトウェアを使ってVPSを構築しているようです。いろいろ眺めてみたところ、Webサイトの一部にこういう画面が出てきたら、そこはvirtuozzoを使用していると思ってよいのではないかなあ、と思うようになりましたが、本当はどうだかよく分かりません。
ARPのサポートにメールでいろいろ質問してみたところ、「httpdにダイナミックモジュール組み込もうが外そうが、デフォルトのApache止めてApache2をインストールしようが、その他もろもろmakeしようがrpmをつっこもうがあんたの自由だよ」「システムに最初から組み込まれているソフトウェアパッケージはコントロールパネルでちょいちょい弄るだけでアップグレードできるよ」という返事が来ました。ふーん。それは自由と楽さかげんが両立していていいなあと思ったのですが、まあ話はそんなにうまくなかった。
まず、サービス要項ではディスク容量が500MBということになっていますが、サービス開始時点ですでに200MBほどがシステムファイルやインストール済みのアプリケーションによって占有されています。つまり自由になる領域は300MB程度。
仮想マシンからは、ホストマシンの一部のファイルがマスクされてアクセスできないようになっています。たぶんここらへんはホスト屋さんの匙加減によって変化する部分だと思うのですが、このホスト屋さんでは/usr/local/や/usr/X11R6/の下の大部分のファイルは隠蔽されて見えなくなっています。なんとemacsすら使えない。「emacsつかえへんの?」とメールを送ったら「自分でインストールしてちょ」という返事がかえってきました。あんな容量食いまくり・依存関係ありまくりの奴を自分で入れろってか。ローカルマシンのxemacs関連のファイルを総計してみたら100MB以上は楽にあったんですけど。
また、これは僕がFreeBSDになじみまくった人だからというのもあるのでしょうけど、VPS(RedHatみたいです)の設定ファイルの位置やらパスの切り方やらがいちいち気にくわない。apacheのドキュメントの置場所が/var/www/html/というのは僕の感覚からすれば非常に変態的なのですが、世間ではこれが一般的なのでありましょうか。細かい違いがつもりつもってめげそうです。ああ。rpmってportsみたいに依存関係のあるものをごっそり持ってきたりしてくれないものなのかしらん?
VPSというのは結局はjailのなかの鳥なので、おしきせが多かったりいらないものがたくさん入っていたりその割には妙な制限がかかっていたりで、Virtual Hostingよりも作業量が多いわりには自由度が願望より低いなあいうのが第一印象になってしまいました。帯に短し襷に長しというか。VPS用の環境なりソフトウェアがもっと枯れてくれば解決される問題なのかもしれませんけど。
管理者っぽいことに多少脚を踏み入れたことのある人なら誰もが経験していることでしょうけど、中途半端に整った環境の管理をまかされるというのは、いちからシステムを構築するよりも場合によっては厄介です。Unixの管理をやったことがあって光のような広帯域で常時接続できてIPアドレスを固定でふってもらえる、という環境の人が僕と同じような用途でWebサーバを立てようとするなら、低電力マシンを自分で一台つくって自宅サーバをやったほうがずっとましじゃないかという気がします。
まあ文句ばっかり言っていても仕方ないからしばらくはこれで行きますが…。mod_rubyでeRubyで各読者が動的にカスタマイズできる次期stack-style計画にそろそろとりかかってみますかね。でも自分でCSSデザインするとまたへちょくなるからなあ。どうすんべ。