Civ3: AIの態度

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ジャンル:
Sid Meier's Game
シリーズ:
Civ3戦略情報
種類:
データ/資料
最終更新:
2003年07月14日 15時21分
シリアル:
2003-02-22-02

CivFanaticsのWar Academyに、PtWのデバッグモードを使ってAIの態度の変化を調べたレポートが掲載されています。バージョン1.01に基づいた情報なので、今は状況が変化しているかもしれませんが、しかし興味深い情報ではあります。

要訳

AIの態度は、マイナスの値が大きくなるほど友好的に、プラスの値が大きくなるほど敵対的になります。

態度の順位
態度の値表示
-11 以下好意を抱いている(Glacious)
-1 〜 -10礼儀正しい(Polite)
0警戒している(Cautious)
1 〜 10苛立っている(Annoyed)
11 〜 100激怒している(Furious)
初期時点の態度

初期時点の態度(何も考慮にいれない場合): 0

同じ文化集団に属する場合、態度に-1.

例: アメリカ文明は、(同じアメリカ文化集団に属する)イロコイとアステカ文明の態度に-1ボーナスを受ける。

AIの攻撃度(Aggression Level)による修正

酋長〜将軍レベル(Chiefteain - Warlord)

攻撃度修正
5+2
4+1
30
2-1
1-1

摂政〜国王レベル(Regent - Monarch)

攻撃度修正
5+3
4+2
3+1
20
1-1

皇帝〜天帝レベル(Emperor - Deity)

攻撃度修正
5+3
4+3
3+2
2+1
10
状況による/一時的な態度変化

AIと同じ政治体制を採用している場合、態度に-1.

AIの好き/嫌いな(favorite/shunned)政治体制

AIの好きな政治体制を採用している場合、態度に-5. (ただし、プレイヤーとAI両方がその政治体制を採用している場合)

AIが嫌いな政治体制を採用している場合、態度に+4. (ただし、プレイヤーがAIの嫌いな政治体制を採用し、AIはその政治体制を採用していない場合)

AIは通常、好き/嫌いな政治体制に関わらず、平和時には共和制(Republic)・民主主義(Democracy)を好み、戦争時には君主制(Monarchy)・共産主義(Communism)を採用することが多い。

AIは共和制を採用することが多いので、多くの場合、共和制がもっともAIに好かれる政治体制となる。

交易/条約

最近(マップや技術の)交易を行なったことがある場合、または現在20ターン縛りのある取引(ターン毎の金銭・第三者に対する通商停止)を結んでいる場合、態度に-1.

毎ターンマップを交換しても態度は変化しない。態度が変化するのは、マップに大きな変化があった場合のみ。

(例えばアルファベットに対して5,000G支払うような)非常に寛大な取引を結んでも、態度に何か大きな特典があるわけではない。

複数の貿易関係を結んでも、態度ボーナスは増加しない。

このボーナスはたいてい20ターンが過ぎる前に失われる。

第三者に対する交易停止(trade embargo against another civ)を結んでいる文明では、態度に-1.

このボーナスは上の貿易ボーナスと同じ扱いなので、最近マップや技術を交換した場合は、通商停止条約に調印しても効果はない。

貿易停止条約の対象となった文明では、態度に+10.

プレイヤー文明の方が文化的に優れている場合、態度に-1. AI文明の方が文化的に優れている場合、態度に+1.

AI文明からの貢物(tribute)の要求に応じた場合、態度に-1.

AI文明からの貢物の要求を断わった(かつ、AI文明が宣戦してこなかった)場合、態度に+1.

資源を交易・寄贈している場合、態度に-5. 複数の資源を貿易しても追加のボーナスは存在しないようだ。

AIがプレイヤーに領土から立ち去るように求めてきた場合、態度に+1.

AIがプレイヤーに領土から立ち去るか、さもなくば宣戦せよと持ちかけてきた場合、態度に+4.

領土侵入のペナルティは一時的なもので、要求に応じて立ち去った場合、次のターンにはペナルティは取り除かれる。これは同じユニットを継続的に侵入させ続けた場合、大量のユニットを侵入させて撤退させた場合も同じ。

AI文明との間で最近戦争を行なった場合、態度にペナルティがつく場合がある。これはAI文明が被った被害者数に依存しているようで、時間が経ち、AI文明がユニットを補充するにつれてペナルティは減少してゆく。

AI文明との間に相互通行条約(Right of Passage)を締結している場合、態度に-5.

AI文明と相互防衛条約(Mutual Protection Pact)を締結している場合、態度に-10.

共通の敵に対して宣戦している場合、態度に-3.

軍事同盟を締結した場合、態度にさらに-2.

つまり、軍事同盟を締結した場合、合計で態度に-5.

戦争/同盟

共通の敵のユニットを1体破壊するか、タイルを略奪(pillage)するごとに、態度に-1 〜 -3.

共通の敵の都市を蹂躙(raze)するごとに、態度に-7.

これらの効果は一時的で、戦争が終るか共通の敵が滅亡した場合、蹂躙した都市ごとに態度に+1のペナルティがつき、さらに宣戦したことによって、態度に+1のペナルティが(軍事同盟を締結していた文明であっても)つく。また、同じ戦争中で軍事同盟締結前に発生した評判ダメージも即座に追加される。

共通の敵を持つ場合の態度ボーナスには最大-15(軍事同盟を結んでいない場合は最大-13)の上限があり、ユニットを破壊するかタイルを略奪しない限り、ターン毎に-1の割合でボーナス値が少なくなってゆく。

永久的な態度変化

ある文明が、プレイヤーが条約を破った文明と戦争を行なっている場合、大部分の態度のペナルティは一時的に消滅する。

例えば、アステカ文明が、プレイヤーがイロコイ文明に対して行なった行為によって、態度に+10ポイントのペナルティを持っていたとする。ここでアステカがイロコイと戦争した場合、この10ポイントのペナルティは消滅し、アステカはプレイヤーに対して友好的になる。しかし、アステカがイロコイと和平を結ぶと、ペナルティはふたたび加算される。

贈物に関して最大-10のボーナス。10ゴールド相当の技術/金銭を贈与するごとに-1ポイント。技術と引き替えに1ゴールドでも受け取った場合(無価値な地図も含む)、これは贈物とは見なされない。このボーナスは時間とともに減少することがないらしい。

AI文明に大使館(embassy)を設立している場合、態度に-2.

プレイヤーがAI文明に貢物を要求した場合、要求に応じるか否かに関わりなく態度に+2. AI文明のプレイヤーに対する態度が友好的であれば、このペナルティは+1になる。ただし、苛立ち/激怒になった場合は、貢物を要求するたびに+2のペナルティがつく。

別の文明の都市を蹂躙すると態度に+1. その文明の都市を蹂躙すると態度に+12. 蹂躙した都市に大不思議(Great wonders)が存在しない限り、別文明都市の蹂躙に対するペナルティは+1を越えることはない。都市を蹂躙された文明も+12以上のペナルティを受けないように見えるが、何か一時的にペナルティが追加されているのかもしれない。

プレイヤーがAI文明に宣戦したことがある場合、態度に+4. AI側からプレイヤーに宣戦し、プレイヤーが蹂躙等の悪行を行なわなかった場合、態度は戦争前のレベルに戻ることもある。

軍事同盟を(途中で?)破棄した場合、締結先の文明の態度に+12. その他の文明の態度に+2.

AIの最後の都市を破壊(destroy)してもペナルティはない(蹂躙を行なった場合は+1のペナルティを受ける)が、共通の敵に対する態度ボーナスは消滅してしまう。

友好的な文明に宣戦した場合、態度に+1. (宣戦先の文明と和平を結んでいるすべての文明の態度にペナルティ。宣戦先の文明と戦争中の文明に関しては、和平が締結された時点でペナルティが追加される)

例えば、アステカのプレイヤーに対する態度が-17であった場合、プレイヤーがイロコイに宣戦すると、アステカの態度は-16になる。軍事同盟を利用してアステカを戦争に参加させると、アステカの態度は-22になる (軍事同盟で-5, プレイヤーはアステカに友好的な文明と戦争している状態ではなくなったので、+1ペナルティは消滅)。しかし、戦闘後には+1ペナルティがふたたび追加される。

(自文明の道路を略奪するなどして)交易路(trade route)を破壊し、条約/取引を無効化した場合、態度に+4. 貿易対象国以外の文明の態度にも+1.

自国籍の労働者を売り渡した先の文明では態度に+1. その労働者を買い戻すと、ペナルティを回復することができる。

AI文明籍の捕虜労働者を処分(disband)するたびに、その文明の態度に+1. 捕虜の利用・売却・都市への合流は態度に変化がないように見える。

相互通行条約の破棄:

AI文明の領土内にユニットが侵入していない状態で宣戦して通行条約を破棄した場合、態度に+4. その他のAI文明でも態度に+1のペナルティがつくが、通行条約の締結には応じてくれる。

AI文明の領土内にユニットが侵入した状態で宣戦して通行条約を破棄した場合、態度に+6. その他のAI文明では態度に+2のペナルティがつき、それ以降は決して通行条約を締結してくれなくなる。

AI文明との和平条約を(途中で?)破棄すると、その文明の態度に+4, その他の文明の態度に+1.

スパイ任務(espionage mission ── スパイ任務すべてとスパイ潜入)に失敗すると、対象文明の態度に+4. 他の文明は気にしない。

その他の要素

AIが保有していない資源を保有していても、態度は変化しないようだ (資源の保有が国力順位(power ranking)に影響して戦争を仕掛けられることはあるかもしれないが、態度には影響を与えない)。

領土の広さ・文化攻撃(相手国境のすぐそばに都市を建設し、文化施設を急造し、相手都市を文化転向させる)も態度に影響しないが、自国でも文化を急造するか宣戦するなどして応じてくる場合もある。

国力優位(Power lead): 国力で優位に立つと、態度に良い影響(負数)を与える大部分の要素の効果は半減する。通行条約は国力で優位に立った場合でも効果が半減しない要素のひとつ。

例えば、国力で優位に立つと、贈物の最大効果は-10から-5になる。